はしか(麻疹)|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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〒901-0401
沖縄県島尻郡八重瀬町
東風平1200番地5

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はしか(麻疹)|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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はしか(麻疹) MEASLES

皮膚の病気はとても数が多く、また診察時にすべてをお話しすることは難しいため、よくある病気の説明を記載しています。当院を受診される患者様の疾患理解と治療の一助となれば幸いです。気になることがあれば診察中に医師、看護師までお声かけください。

はしか(麻疹)とは

非常に感染力の強いウイルスで、特効薬はありません。
怖い合併症もあるため、予防にはワクチンが重要です。
小児科で相談しましょう。

はしかは、医学的には麻疹(ましん)と呼ばれ、麻疹ウイルスというウイルスが体に感染することで起こる、非常に感染力が強い病気です。発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状の後に、特徴的な全身性の発疹が現れます。予防接種を受けていない人がウイルスに感染すると、ほぼ100%の確率で発症すると言われるほど感染力が強いのが特徴です。主に空気感染、飛沫感染、接触感染で人から人へうつります。

麻疹の症状は、大きく3つの段階に分かれて現れます。
・カタル期(前駆期):
感染してから約10~12日間の潜伏期間の後、発熱(38℃程度)、咳、鼻水、目の充血、目やになど、風邪のような症状が2〜4日間続きます。この時期に、口の中の頬の裏側に、白い小さな斑点(コプリック斑)が現れるのが、麻疹に特徴的なサインです。
・発疹期:
カタル期の発熱がいったん下がり、その後に39℃以上の高熱が再び出ると同時に、全身に赤い発疹が出現します。発疹は、顔や首の周りから始まり、体の中心部、腕、脚へと全身に広がっていきます。発疹は、次第に隣の発疹とくっついて大きくなり、盛り上がってくることがあります。
・回復期:
発疹が出始めてから3~4日経つと、熱が下がり始め、発疹も徐々に薄くなって黒っぽい色素沈着となり、やがて消えていきます。

麻疹は、単なる風邪とは異なり、肺炎、中耳炎、脳炎といった重い合併症を高い確率で引き起こすことがあります。特に小さなお子さんや大人がかかると重症化しやすく、まれに命に関わることもあります。残念ながら、麻疹ウイルスに直接効く特効薬はありません。そのため、予防接種を受けることが、最も有効で確実な予防法です。麻疹は非常に危険な病気なので、お子さんに麻疹が疑われる症状が見られたら、すぐに小児科などの医療機関に電話連絡した上で、受診の指示に従いましょう。

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はしか(麻疹)の主な原因と感染経路

ポイント

はしか(麻疹)は、麻疹ウイルスへの感染が直接的な原因です。このウイルスは非常に感染力が強く、人から人へ様々な経路でうつります。

主な原因

・麻疹ウイルスへの感染:
はしかの直接の原因は、麻疹ウイルスというウイルスの感染です。このウイルスは、感染した人の体内で増殖し、特徴的な症状を引き起こします。
一度麻疹にかかって発症すると、体の中にウイルスに対する免疫(抗体)ができるため、基本的には再び麻疹にかかることはないといわれています。ただし非常にご高齢の場合や免疫力が弱っている方はその限りではありません。

感染経路と感染しやすい時期

麻疹ウイルスは、以下の3つの経路で人から人へ感染が広がります。その感染力は、インフルエンザよりもはるかに強いと言われています。

・空気感染(飛沫核感染):
感染しているお子さん(または大人)が咳やくしゃみをすると、麻疹ウイルスを含んだしぶきが空気中に飛び散ります。このしぶきは小さく乾燥して「飛沫核」となり、しばらくの間、空気中を漂い続けます。
このウイルスを含んだ空気を吸い込むことで、近くにいる人だけでなく、同じ部屋にいるだけで感染する可能性があります。マスクや手洗いだけでは完全に防ぎきることができません。
・飛沫感染:
感染しているお子さんの咳やくしゃみで飛び散った比較的大きな飛沫を、近くにいる人が直接吸い込んだり、口や鼻の粘膜に付着したりすることで感染します。
・接触感染:
感染しているお子さんの鼻水や目やに、唾液、または発疹の中のウイルスに直接触れたり、ウイルスが付着した手で口や鼻、目を触ったりすることで感染します。
ウイルスが付着したおもちゃ、タオル、ドアノブなどを介して間接的にうつることもあります。

感染しやすい時期(感染性がある期間)

麻疹ウイルスは、発疹が出る3~4日前から、発疹が出現して2~3日後くらいまで(熱が下がるまでが目安)が感染性が最も高い期間です。この期間は、周囲への感染拡大を防ぐため、特に注意が必要です。

麻疹の感染力は非常に強いため、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。予防接種を受けて免疫をつけておくことが、ご自身や大切なお子さんを守るために最も重要です。

はしか・麻疹の主な症状(お子さんの場合)

ポイント

麻疹の症状は、大きく3つの段階に分かれて現れます。

カタル期(発熱前期)

・時期:
感染してから約10~12日間の潜伏期間の後、発熱が始まる段階です。通常2~4日間続きます。
・症状:
 ・発熱:38℃程度の熱が出ます。いったん熱が下がることがあります。
   ・風邪のような症状:咳、鼻水、くしゃみ、のどの痛みなど。
   ・目の症状:目の充血、目やに(結膜炎のような症状)が見られ、光をまぶしがることもあります。
   ・コプリック斑:発熱が始まって2~3日経つと、口の中の頬の裏側(奥歯の横あたり)に、塩をまぶしたような白い小さな斑点が現れます。これは麻疹に非常に特徴的なサインで、発疹が出始める前には消えてしまうことが多いです。
  ・感染性:
この時期からすでに感染力があります。

発疹期

・時期:
カタル期の発熱がいったん下がり、その後に再び39℃以上の高熱が出るのとほぼ同時に、全身に赤い発疹が現れる段階です。通常3~4日間続きます。
・症状:
 ・高熱:39℃以上の高熱が再び出ます。
   ・全身性の発疹:顔や首の周りから始まり、耳の後ろや髪の生え際にもできます。その後、1~2日以内に体幹(お腹や背中)、腕、手のひら、脚、足の裏と全身に広がっていきます。
   ・発疹は、最初は3~4mmのやや盛り上がった赤い斑点ですが、次第に隣の発疹とくっついて大きく広がり、盛り上がってくることがあります。
   ・強いかゆみを伴うこともあります。
  ・感染性:
この時期が最も感染力が強いです。

回復期

・時期:
発疹が出始めてから3~4日経つと、熱が下がり始め、発疹も徐々に薄くなっていく段階です。
・症状:
熱が下がるとともに、発疹も暗赤色~茶褐色に変わり、茶色の色素沈着(跡)を残しますが、これは1ヶ月以内に自然に消えていくことが多いです。
咳などの呼吸器症状も次第に改善します。
・感染性:
発疹がすべてかさぶたになり、熱が下がれば、感染力はなくなります。

はしか(麻疹)の治療法

主な治療法

残念ながら、麻疹ウイルスそのものをやっつける「特効薬」は今のところありません。そのため、症状を和らげて、お子さんができるだけ楽に過ごせるようにする「対症療法」が治療の中心となります。

安静と休養

お子さんの体力を温存し、回復を促すために、お家でゆっくり休ませてあげましょう。

水分補給と栄養補給

高熱が続くと脱水症状になりやすいため、こまめな水分補給が最も大切です。湯冷まし、麦茶、経口補水液、果汁などを与えましょう。
発熱や口の中の症状で食欲が落ちることもあるため、消化が良く、柔らかい食べ物(おかゆ、うどん、プリン、ゼリーなど)を工夫して与えましょう。

発熱や痛みへの対応

熱が高くてお子さんがつらそうにしている(元気がない、眠れない、食欲がないなど)場合に、お子さん用の解熱剤や痛み止めを処方することがあります。
嫌がらなければ、おでこや首の付け根、わきの下、足の付け根などを冷たいタオルや冷却シートで冷やしてあげると、お子さんが楽になります。

咳や鼻水への対応

症状に応じて、咳止めや鼻水の薬を処方することがあります。

合併症への注意と治療

麻疹は、肺炎や中耳炎といった細菌感染を合併しやすいです。これらの合併症が疑われる場合は、抗生物質を処方して治療します。
まれに、脳炎や心筋炎といった重篤な合併症を引き起こすことがあります。お子さんがぐったりしている、何度も吐く、頭痛を訴える、けいれんを起こすなど、いつもと違う様子が見られたら、迷わず救急車を呼ぶか、すぐに小児科などの医療機関を受診してください。

当院では、小児皮膚科の専門知識を持つ皮膚科医が、お子さんの麻疹の診断と、皮膚症状への適切なケアに関して豊富な経験を持っています。麻疹は非常に危険な病気であるため、診断が疑われる場合は、迅速かつ的確な対応を行います。保護者の方の不安に寄り添いながら、ご家庭でできるケアの方法や、重い症状のサインを丁寧にご説明します。必要に応じて、入院や専門医療機関へのご紹介も迅速に行います。「このクリニックなら安心して相談できる」と感じていただけるよう、きめ細やかなサポートを心がけています。

日常生活でできること・ご家庭でのケアのポイント

具体的な対策

はしか(麻疹)は非常に感染力が強く、重い病気です。お子さんが早く回復し、ご家族や他のお子さんへの感染を防ぐためには、ご家庭での徹底したケアがとても大切です。日々の生活の中で、以下のポイントを意識して実践しましょう。

安静と休養の徹底

お子さんの体力を温存し、回復を促すために、完全に回復するまでお家でゆっくり休ませてあげましょう。遊びすぎや無理なスケジュールは避け、睡眠時間を十分に確保しましょう。特に熱が高い時期や発疹が出ている時期は、安静を最優先します。
麻疹は体に大きな負担をかける病気であり、体力が落ちていると回復が遅れたり、合併症のリスクが高まる可能性があります。

水分補給と栄養補給

熱が高くても、口の中が痛くても、脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給をさせましょう。湯冷まし、麦茶、経口補水液、お子さんが好きな果汁などを、少量ずつ頻繁に与えましょう。口の中が痛い場合は、刺激の少ない、柔らかく、のどごしの良いもの(例:おかゆ、うどん、プリン、ゼリー、ヨーグルト、冷たいスープなど)を工夫して与えましょう。熱いもの、酸味のあるもの、塩辛いものは避けましょう。
発熱や口の症状で、お子さんは水分や栄養を摂りたがらないことが多いため、脱水や低栄養を防ぐために、親御さんの細やかなサポートが必要です。

感染予防の徹底

麻疹は空気感染するため、マスクや手洗いだけでは完全に防げません。 感染性をなくすまで、他者との接触を厳しく制限することが非常に重要です。

・休園・休校:
麻疹の診断を受けたら、医師の指示に従い、定められた期間は絶対に保育園、幼稚園、学校などを休ませてください。 すべての発疹が消失するまでが目安です。
・外出を控える:
症状がある間は、買い物や外食など、不要不急の外出は控えましょう。 どうしても外出が必要な場合は、他の人との接触を最小限にするよう工夫し、医療機関を受診する際は必ず事前に電話で麻疹の疑いがあることを伝えて指示を仰ぎましょう。
・手洗い:
排泄後、食事の前、お子さんのケアの後など、石鹸と流水でこまめに手洗いを徹底しましょう。
・タオルの共用を避ける:
お子さんのタオルや、口に触れる可能性のあるものは、他のご家族や兄弟姉妹と共有しないようにしましょう。
・部屋の換気:
定期的に換気を行いましょう。

麻疹ウイルスは空気中を漂い、非常に強い感染力を持つため、周囲への感染拡大を防ぐためには徹底した対策が必要です。

やってはいけないこと・避けるべきこと

・症状を放置する:
麻疹は重篤な合併症を引き起こす可能性があり、命に関わることもある病気です。
・高熱があるのに無理に登園・登校させる:
感染拡大のリスクが非常に高いです。
・自己判断で薬を途中でやめる:
医師の指示通りに、最後まで服用しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q

はしか(麻疹)は、予防接種で防げますか?何歳で受けられますか?

A

はい、はしか(麻疹)は予防接種で確実に予防できる病気です。予防接種を受けることが、ご自身とお子さん、そして周りの人々を麻疹から守るための最も有効で確実な方法です。
日本では、麻疹と風疹の混合ワクチン(MRワクチン)が定期接種として推奨されています。

1回目(第1期):
生後12ヶ月(1歳)から2歳未満のお子さんが対象です。標準的には1歳のお誕生日を迎えたら、なるべく早く接種しましょう。
2回目(第2期):
小学校入学前の1年間(5歳以上7歳未満)のお子さんが対象です。

2回の接種で、97~99%以上の方が十分な免疫を獲得できるとされています。かかりつけの小児科の先生と相談して、忘れずに接種しましょう。

Q

はしか(麻疹)の初期症状は、普通の風邪とどう違うのですか?

A

はしかの初期症状は、咳、鼻水、発熱など、普通の風邪と非常によく似ています。 そのため、診断が難しいことがあります。しかし、はしかには以下のような特徴的な症状が加わることがあります。

・目の症状:
目の充血や目やにがひどく、光をまぶしがる。
・コプリック斑(口の中の白い斑点):
熱が出て2~3日後に、口の中の頬の裏側(奥歯の横あたり)に、塩をまぶしたような白い小さな斑点ができる。これは麻疹に非常に特徴的なサインで、発疹が出る前には消えてしまうことが多いです。

熱と風邪のような症状の後に、上記のような特徴が見られたら、はしかを疑い、すぐに小児科などの医療機関に電話連絡した上で受診の指示に従いましょう。

Q

はしか(麻疹)は、一度かかったらもうかからないですか?

A

はい、はしかは一度かかって治ると、体の中にウイルスに対する免疫(抵抗力)ができるため、基本的には再び麻疹にかかることはありません。 これを「終生免疫」と言います。しかし、麻疹の原因ウイルス(麻疹ウイルス)は、一度感染すると体の中に潜伏し続けます。麻疹と似ている「風疹(三日はしか)」は別のウイルスで、こちらは一度かかっても再度かかる可能性があります。

Q

はしか(麻疹)は、重い合併症を引き起こすことはありますか?

A

はい、はしか(麻疹)は非常に危険な合併症を引き起こすことがあります。特に小さなお子さんや大人、免疫力が低下している方は重症化しやすい傾向があります。

注意すべき合併症には、以下のようなものがあります。
・肺炎:
呼吸器症状が悪化し、肺炎になることがあります。麻疹による死亡原因の多くは肺炎です。
・中耳炎:
強い耳の痛みや、耳垂れが見られることがあります。
・脳炎:
ごくまれに、けいれん、意識障害、麻痺などの神経症状を伴う脳炎を引き起こすことがあります。これは命に関わる非常に重篤な合併症で、治っても後遺症が残ることがあります。
・亜急性硬化性全脳炎(SSPE):
麻疹にかかってから数年~10年以上経ってから発症する、非常にまれですが致死的な脳の病気です。

お子さんがぐったりしている、何度も吐く、頭痛を訴える、視線が合わない、けいれんを起こすなど、いつもと違う様子が見られたら、迷わず救急車を呼ぶか、すぐに小児科などの医療機関を受診してください。

Q

赤ちゃんがはしか(麻疹)にかかってしまったらどうすれば良いですか?

A

赤ちゃんがはしかにかかってしまったら、すぐに小児科などの医療機関に電話連絡し、指示に従って受診してください。 赤ちゃんは免疫力が未熟なため、大人よりも重症化しやすく、肺炎や脳炎といった合併症のリスクが高いです。

・熱が高い:
解熱剤を適切に使い、体を冷やしてあげましょう。
・水分補給:
脱水を防ぐために、こまめに水分を与えましょう。
・安静:
無理をさせず、十分に休ませてあげましょう。
・目の症状:
目やにや充血があれば、清潔なガーゼで優しく拭き取ってあげましょう。
・感染対策:
ご家族への感染を防ぐため、徹底した手洗い、タオルの共用禁止、部屋の換気などを行いましょう。

医師の指示に従い、適切に治療を進めることが非常に重要です。

Q

大人がはしか(麻疹)にかかると、子供と比べて重くなりますか?

A

はい、大人がはしか(麻疹)にかかると、子供が発症するよりも重症化しやすい傾向があります。 肺炎や脳炎といった合併症のリスクも高くなり、まれに死亡することもあります。特に、予防接種を受けていない20代~40代の大人で、麻疹の重症化が問題になることがあります。大人の場合も、症状に気づいたらすぐに入院設備のある医療機関に電話連絡し、指示に従って受診することが大切です。

24時間WEB予約受付中

当院では、お子さんの皮膚の状態を正確に診察し、ご家族の不安に寄り添いながら、お子さんにとって最適なケアとご家庭での対策を丁寧にご説明します。麻疹は、早めに診断を受けることが非常に大切ですので、「いつもと違うかも?」「これって麻疹?」と少しでも感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
お子さんとご家族が、安心して笑顔で毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。

監修医情報

医師 伊藤 誠
略歴
  1. 2003年

    名古屋工業大学 卒業後
    愛知県名古屋市の建築設計会社 勤務

  2. 2008年

    琉球大学医学部 入学

  3. 2014年

    ハートライフ病院 初期研修

  4. 2016年

    琉球大学皮膚科 入局
    皮膚科学講座助教、病棟医長を経て、

  5. 2023年

    沖縄皮膚科医院 開業

資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本皮膚免疫アレルギー学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
  • 難病指導医
  • 小児慢性特定疾病指定医