手足口病|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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〒901-0401
沖縄県島尻郡八重瀬町
東風平1200番地5

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手足口病|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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手足口病 HFMD

皮膚の病気はとても数が多く、また診察時にすべてをお話しすることは難しいため、よくある病気の説明を記載しています。当院を受診される患者様の疾患理解と治療の一助となれば幸いです。気になることがあれば診察中に医師、看護師までお声かけください。

夏に多くみられ、保育園や幼稚園などで集団感染が起こることがある。
口の中の水疱が潰れると、痛みで食事や水分を取るのを嫌がることも。

手足口病(てあしくちびょう)は、口の中、手のひら、足の裏に水ぶくれのような発疹ができる、ウイルス感染症です。夏に流行することが多く、特に1歳から5歳くらいまでの小さなお子さんによく見られます。

主な症状は、以下の3つの場所に現れる特徴的な発疹です。
・口の中:
頬の内側、歯ぐき、舌などに小さな水ぶくれや潰瘍(ただれ)ができます。これが痛むため、お子さんが食事を嫌がったり、機嫌が悪くなったりすることがよくあります。
・手のひら:
小さな赤いブツブツや水ぶくれができます。
・足の裏・足の甲:
手のひらと同様に、赤いブツブツや水ぶくれができます。時には肘や膝、お尻にも広がることがあります。
発熱は伴わないことも多いですが、熱が出ても微熱程度で、数日でおさまります。また、鼻水や咳などの風邪のような症状が先行することもあります。発疹はかゆみが少ないことが多いですが、時にかゆみを伴うこともあります。

手足口病は、通常1週間から10日ほどで自然に治るウイルス性の病気です。しかし、口の痛みがひどくて水分が摂れなくなり、脱水症状になることがあります。まれに、ウイルスが脳炎や髄膜炎、心筋炎などの重い合併症を引き起こすこともありますので、「手足口病かな?」と少しでも感じたら、すぐに小児科や皮膚科の先生に診てもらいましょう。 早めに診断を受けることで、適切なケアや、重い症状のサインを見逃さないようにすることができます。

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手足口病の主な原因と誘発要因

ポイント

手足口病は、ウイルスへの感染が直接的な原因です。このウイルスは非常に感染力が強く、お子さんの体の中で増殖し、特徴的な発疹や症状を引き起こします。

主な原因

・エンテロウイルス属のウイルス感染:
手足口病は、主に「コクサッキーウイルスA16型」や「エンテロウイルス71型」といった非常に感染力が強いウイルスが原因で起こります。これらのウイルスは、夏に流行することが多く、人から人へ感染が広がります。

感染経路と誘発要因

・接触感染:
ウイルスが付着した手で、口や鼻に触れることで感染が広がります。発疹の中の水ぶくれの液体や、鼻水、唾液にもウイルスが含まれているため、直接触れることでも感染します。また家庭内や保育施設ではおもちゃや家具、タオルなども感染リスクとなります。
・飛沫感染:
感染しているお子さんの咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことで感染します。
・糞口感染:
ウイルスは便の中に長く排泄されるため、便を介して感染が広がることもあります。おむつ交換の後などに、手についたウイルスが口に入ることで感染します。
特に、乳幼児はまだトイレ習慣が十分に身についていないため、保護者や保育士がこの点に注意を払う必要があります。
・集団生活:
保育園や幼稚園など、小さなお子さんが集団で生活する場所では、感染したお子さんとの接触機会が多いため、手足口病が広がりやすい傾向があります。
・免疫力の未熟性:
小さなお子さんは、まだウイルスに対する免疫が十分に発達していないため、手足口病にかかりやすく、感染すると症状が出やすいです。

手足口病は、一度かかっても別の種類のウイルスに感染すれば、何度もかかる可能性があります。特別な予防接種はありませんが、感染経路を理解し、手洗いなどの衛生管理を徹底することが重要です。

手足口病の主な症状

主な症状

手足口病の症状は、特徴的な発疹がお子さんの口、手、足に出ることで診断の手がかりとなります。治療は、ウイルスの活動を抑える薬はないため、症状を和らげる対症療法が中心です。

発疹

頬の内側、歯ぐき、舌、のどの周りなどに、小さな水ぶくれ、時には赤くただれたような潰瘍ができます。これが痛むため、お子さんが食事を嫌がったり、水分を摂りたがらなかったりすることがよくあります。また、手のひらや指、手の甲に、数ミリ程度の赤いブツブツや水ぶくれができます。かゆみは少ないことが多いですが、時にかゆみを伴うこともあります。さらに、足の裏や足の甲、指などに、手のひらと同様の赤いブツブツや水ぶくれができます。こちらもかゆみは少ないことが多いです。時には肘や膝、お尻にも広がることがあります。
発疹は通常1週間から10日ほどで、自然に吸収されて治っていきます。水ぶくれが破れてかさぶたになることもありますが、通常は跡を残さずきれいに治ります。
まれに、発症から数週間後に手足の爪が一時的に剥がれてしまうことがあります。これは爪の根元部分(爪母)に影響が出るためで、特別な治療を必要とすることはなく、通常は新しい爪が再生されるため過度な心配は不要です。

発熱

熱が出ないお子さんも多いですが、熱が出ても微熱程度で、高熱になることは比較的稀です。熱は数日でおさまります。

その他の症状

鼻水や咳、のどの痛みなど、風邪のような症状が先行することがあります。お子さんがぐったりする、不機嫌になるなどの全身症状が見られることもあります。

手足口病の治療法

主な治療法

手足口病には、ウイルスそのものをやっつける特効薬はありません。そのため、症状を和らげて、お子さんができるだけ楽に過ごせるようにする「対症療法」が治療の中心となります。

口の痛みを和らげるケア

・痛み止め:
口の痛みがひどくて食事が摂れない、機嫌が悪い場合は、お子さん用の痛み止め(解熱鎮痛剤)を処方することがあります。
・口の中の保護剤:
口の中の潰瘍を保護する軟膏を処方することもあります。
・食事の工夫:
刺激の少ない、柔らかく、のどごしの良いものを選びましょう(例:おかゆ、うどん、プリン、ゼリー、ヨーグルト、冷たいスープなど)。
熱いものや、酸味のあるもの、塩辛いもの、固いものは避けましょう。
・水分補給:
脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給が最も大切です。 冷たい麦茶、経口補水液、ゼリー飲料、アイスクリーム、シャーベットなど、お子さんが飲みやすいものを選んであげましょう。ストローを使うと痛みが少ないこともあります。

発熱への対応

熱がある場合は、お子さん用の解熱剤を処方することがあります。水分補給をしっかり行い、体を冷やしすぎないように安静に過ごしましょう。

かゆみに対する治療(必要な場合)

発疹にかゆみがある場合は、お子さん用のかゆみ止め(抗ヒスタミン薬)を処方することがあります。

安静と休養

お子さんの体力を温存し、回復を促すために、お家でゆっくり休ませてあげましょう。

当院では、小児皮膚科の専門知識を持つ皮膚科医が、お子さんの手足口病の診断と治療に関して豊富な経験を持っています。お子さんの症状を正確に診断し、保護者の方の不安に寄り添いながら、ご家庭でできるケアの方法や、重い症状のサインを丁寧にご説明します。脱水症状の予防や、重い合併症のサインを見逃さないためにも、「このクリニックなら安心して相談できる」と感じていただけるよう、きめ細やかなサポートを心がけています。

手足口病の日常生活でできること・ご家庭でのケアのポイント

具体的な対策

手足口病のお子さんが、つらい症状を乗り越え、早く回復するために、ご家庭での正しいケアがとても大切です。また、ご家族や他のお子さんへの感染を防ぐための対策も重要です。

水分補給の徹底

口の痛みがひどくても、脱水症状を防ぐために、こまめに水分を補給させましょう。冷たい麦茶、経口補水液、リンゴジュースなど、お子さんが飲みやすいものを選んであげましょう。ゼリー飲料、シャーベット、アイスクリームなども、水分とエネルギー補給になります。
コップではなく、ストローやスプーンを使って少しずつ飲ませてあげると、口の痛みが少ないことがあります。哺乳瓶の乳首が痛む場合は、コップやスプーンに変えてみましょう。 口の中の痛みで食欲が落ちたり、水分を摂りたがらなかったりすることが多いため、脱水症状になりやすいです。脱水は体調をさらに悪化させるため、何よりも水分補給が優先されます。

食事の工夫

口の痛みが少ない、刺激の少ない柔らかい食事を選びましょう。おかゆ、うどん(やわらかく煮る)、豆腐、プリン、ゼリー、ヨーグルト、冷たいスープ、ポタージュなどがおすすめです。熱いもの、酸味のあるもの(柑橘類など)、塩辛いもの、固いもの、味の濃いものは避けましょう。小さく刻んだり、ミキサーにかけたりして、のどごしを良くする工夫も有効です。

感染予防の徹底

手足口病は感染力が強いため、ご家庭内や集団生活での感染拡大を防ぐ対策が非常に重要です。

・手洗い:
排泄後、食事の前、お子さんのケアの後など、石鹸と流水でこまめに手洗いを徹底しましょう。特に、便の中にウイルスが長く排出されるため、おむつ交換の後などは念入りに行いましょう。お子さん自身にも手洗いを促しましょう。
・タオルの共用を避ける:
患部に触れるタオルや、口に触れるタオルは、他のご家族や兄弟姉妹と共有しないようにしましょう。
・おもちゃの消毒:
お子さんがよく触れるおもちゃや、共有する可能性のあるものは、こまめに消毒(アルコール消毒や熱湯消毒など)しましょう。
・お風呂:
お風呂は一緒に入っても大丈夫ですが、湯船に浸からず、シャワーで体を洗い流すようにしましょう。

安静と休養

お子さんの体力を温存し、回復を促すために、お家でゆっくり休ませてあげましょう。体力が落ちていると、回復が遅れたり、症状が悪化したりすることがあります。

発疹のケア

発疹は基本的に自然に治るため、無理にいじらないようにしましょう。かゆみがある場合は、掻きむしってしまわないように、爪を短く切り、清潔に保ちましょう。 必要であれば、医師から処方されたかゆみ止めを塗布することもできます。

やってはいけないこと・避けるべきこと

・口の痛みを我慢させる:
水分が摂れず脱水症状につながる危険があるため、痛みが強い場合は、医師に相談して痛み止めなどを使いましょう。
・発疹を自分で潰す:
感染を広げたり、細菌が入ってとびひになったりする可能性があるため、絶対にやめましょう。
・症状を放置する:
まれに重い合併症につながる可能性があるため、気になる症状があれば必ず医療機関を受診しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q

手足口病はどれくらいの期間で治りますか?熱が出ないこともありますか?

A

手足口病は、通常、発症から1週間から10日ほどで自然に治ることがほとんどです。発疹も自然に消えていきます。また、発熱は必ずしも伴うわけではありません。 熱が出たとしても、微熱程度で、数日でおさまることが多いです。高熱が続く場合は、他の病気や合併症の可能性も考えられるため、注意が必要です。ごくまれに、脳炎や髄膜炎などの重い合併症を引き起こすこともあります。お子さんがぐったりしている、激しい頭痛、何度も吐く、呼びかけに反応が鈍い、けいれんが止まらないなど、いつもと違う様子が見られたら、迷わず救急車を呼ぶか、すぐに小児科などの医療機関を受診してください。

Q

手足口病は、一度かかったらもうかからないですか?

A

残念ながら、手足口病は一度かかっても、別の種類のウイルスに感染すれば、何度もかかる可能性があります。手足口病の原因となるウイルスにはいくつかの種類があるため、一度かかって免疫ができても、別のウイルスに感染すれば、また手足口病を発症することがあります。流行しているウイルス型が変われば、またかかってしまう可能性があるので、予防対策は継続して行いましょう。

Q

手足口病の症状がある間、保育園や幼稚園、学校は休ませるべきですか?

A

手足口病は、発熱や口の痛みがひどくて食事が摂れないなど、お子さんの全身状態が悪い場合は、お家で休ませましょう。症状が改善し、食事が摂れるようになり、解熱していて、全身状態が良ければ、発疹が残っていても登園・登校は可能です。 ただし、手足口病のウイルスは、症状が治まった後も、便の中に2週間~1ヶ月くらい排泄され続けることがあります。そのため、こまめな手洗いを徹底することが非常に重要です。保育園や幼稚園によっては、独自の登園基準を設けている場合もあるので、必ず事前に園や学校に確認し、医師の指示に従いましょう。

Q

口の中が痛くて食事ができません。何か工夫できることはありますか?

A

口の痛みがひどい時は、お子さんも食事がつらいので、以下の工夫を試してみてください。
・刺激の少ない柔らかいもの:
おかゆ、やわらかく煮たうどん、豆腐、プリン、ゼリー、ヨーグルト、冷たいスープ、ポタージュなどがおすすめです。
・温度に注意:
熱いものは避け、冷たいものや人肌くらいの温度のものが食べやすいことが多いです。
・酸味や塩味は避ける:
オレンジジュースなど酸味の強いものや、塩辛いものは口にしみるので避けましょう。
・のどごしが良いもの:
ストローやスプーンを使って、のどごしが良いものを少しずつ与えましょう。
・水分補給:
脱水を防ぐため、水分補給が最も大切です。経口補水液や麦茶、アイスクリームなども有効です。

Q

手足口病は、重い合併症を引き起こすことはありますか?

A

手足口病の多くは自然に治る軽症の病気ですが、まれに重い合併症を引き起こすことがあります。 特に「エンテロウイルス71型」というウイルスが原因の場合に、合併症のリスクが高まると言われています。 注意すべき合併症には、以下のようなものがあります。

・髄膜炎、脳炎:
高熱、頭痛、嘔吐、意識の混濁、けいれんなどの症状が現れることがあります。
・心筋炎:
まれに心臓に炎症が起こることがあります。
・脱水症:
口の痛みがひどくて水分が摂れない場合に、脱水症状になることがあります。

ごくまれなことではありますが、お子さんがぐったりしている、何度も吐く、頭痛を訴える、視線が合わない、けいれんを起こすなど、いつもと違う様子が見られたら、迷わず救急車を呼ぶか、すぐに小児科などの医療機関を受診してください。

Q

手足口病になった後、爪が剥がれることがあると聞きましたが、大丈夫ですか?

A

はい、手足口病にかかったお子さんの爪が、まれに発症から数週間後に一時的に剥がれてしまうことがあります。 これは爪の根元部分(爪母)に影響が出るためで、「爪甲脱落症(そうこうだつらくしょう)」と呼ばれ、手足口病にかかったお子さんの爪に見られる症状です。剥がれた後、爪の根元から新しい爪が生えてくるため、心配する必要はありません。 完全に新しい爪に生え変わるまでに数ヶ月かかることもありますが、ご家庭での特別な処置は不要です。もし、痛みが強い場合や、赤み、腫れなどの細菌感染の兆候が見られた場合は、皮膚科にご相談ください。

24時間WEB予約受付中

当院では、お子さんの皮膚の状態を正確に診察し、ご家族の不安に寄り添いながら、お子さんにとって最適なケアとご家庭での対策を丁寧にご説明します。手足口病の症状や合併症について、少しでも気になること、不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。 お子さんとご家族が、安心して笑顔で毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。

監修医情報

略歴
  1. 2003年

    名古屋工業大学 卒業後
    愛知県名古屋市の建築設計会社 勤務

  2. 2008年

    琉球大学医学部 入学

  3. 2014年

    ハートライフ病院 初期研修

  4. 2016年

    琉球大学皮膚科 入局
    皮膚科学講座助教、病棟医長を経て、

  5. 2023年

    沖縄皮膚科医院 開業

資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本皮膚免疫アレルギー学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
  • 難病指導医
  • 小児慢性特定疾病指定医