単純ヘルペス|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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〒901-0401
沖縄県島尻郡八重瀬町
東風平1200番地5

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単純ヘルペス|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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単純ヘルペス HERPES

皮膚の病気はとても数が多く、また診察時にすべてをお話しすることは難しいため、よくある病気の説明を記載しています。当院を受診される患者様の疾患理解と治療の一助となれば幸いです。気になることがあれば診察中に医師、看護師までお声かけください。

単純ヘルペスとは

赤ちゃんにうつると歯肉炎や口内炎、高熱など重い症状を起こすおそれがあります。

単純ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスというウイルスが赤ちゃんの皮膚や粘膜に感染して、小さな水ぶくれが集まってできる病気です。このウイルスは一度感染すると、症状が治まっても体の神経の中にひっそりと潜み続けます。そして、風邪をひいたり、熱を出したり、疲れたりして体の免疫力(抵抗力)が弱まった時に、また活動を始めて症状を繰り返すという、特徴があります。
お子さんに多いのは、唇の周りや口の中に水ぶくれができる「口唇ヘルペス」です。発疹が出る前に、その場所が「チクチク」「ムズムズ」「ピリピリ」するといった、お子さんにはちょっと説明しにくい違和感を覚えることもあります。また、赤ちゃんの場合、初めての感染で口の中全体に症状が広がって、高熱が出たり、食事が摂れなくなったりする「ヘルペス性歯肉口内炎」になることもあり、これはとてもつらい症状です。
ヘルペスの水ぶくれは、たいてい1週間から2週間くらいで自然に治ることが多いですが、痛みやつらい症状だけでなく、まれに目の周りにできると、目の病気(角膜炎)につながる危険性もあります。特に、アトピー性皮膚炎のあるお子さんがヘルペスにかかると、広範囲に水ぶくれが広がる「カポジ水痘様発疹症」という重い状態になることもあり、入院が必要になるケースもあります。
単純ヘルペスは自然に治ることもありますが、放置すると症状が重くなったり、ご家族など他のお子さんや大人にうつしてしまったりするリスクがあります。そのため、「あれ? いつもと違うかも?」と少しでも感じたら、すぐに皮膚科の先生に診てもらいましょう。早めに治療を始めることが、お子さんのつらさを軽くし、症状が悪くなるのを防ぐために、とても大切です。

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単純ヘルペスの主な原因と誘発要因

ポイント

単純ヘルペスの原因は、単純ヘルペスウイルスというウイルスの感染と、そのウイルスがお子さんの体の中で再び活発になることです。

主な原因

・単純ヘルペスウイルス(HSV)への感染:
 ・HSV-1型:主に口唇ヘルペスの原因になります。感染しているご家族などとのキスや、同じ食器、タオルを使うことなど、唾液などを介してうつることが多く、小さなお子さんが初めて感染することもよくあります。
 ・HSV-2型:主に性器ヘルペスの原因になります。性行為によってうつりますが、まれに患部の接触から親から子へ感染することもあります。

・ウイルスの潜伏と再活性化:
ウイルスは一度お子さんの体に感染すると、症状が治まっても神経の中にずっと隠れています。そして、お子さんの体の抵抗力(免疫力)が弱まった時に、また活動を始めて、再び水ぶくれなどの症状を引き起こします。

日常生活でヘルペスの症状が出る・悪化する可能性のあるきっかけ

・風邪や発熱、体調不良:
お子さんが風邪をひいたり、熱を出したりして体力が落ちている時は、体の抵抗力が弱まるため、ヘルペスが再発しやすくなります。
・疲労・ストレス:
お子さんにとっても、遊びすぎたり、環境が変わったり、精神的なストレスを感じたりすると、体が疲れて抵抗力が落ち、ヘルペスの症状が出やすくなることがあります。
・紫外線(日焼け):
強い日差しを浴びて日焼けをすることも、皮膚に負担をかけ、口唇ヘルペスの症状が出るきっかけになることがあります。
・打撲や外傷:
口の周りをぶつけたり、唇を切ったりするなど、その部分に傷ができた後にヘルペスが出ることがあります。
・月経:
女の子の場合、思春期以降は生理の周期に合わせてホルモンバランスが変わり、ヘルペスの症状が出やすくなることがあります。
・アトピー性皮膚炎:
アトピー性皮膚炎で皮膚のバリア機能が弱くなっているお子さんの場合、ヘルペスにかかるとウイルスが皮膚の広い範囲に広がりやすくなり、症状が重くなることがあります(カポジ水痘様発疹症)。

「ヘルペスは珍しい病気だ」「一度なったら二度とならない」といった誤解がありますが、実は多くのお子さんや大人が単純ヘルペスウイルスに感染していて、繰り返し症状が出やすい特徴があります。また、水ぼうそうや帯状疱疹の原因ウイルスとは別の種類のウイルスです。

単純ヘルペスの治療法

主な治療法

単純ヘルペスの治療は、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」が中心です。お子さんの症状を早く軽くするためには、「あれ? いつもと違うかも?」と感じた早い段階(特にチクチクするなどの前駆症状の時)で治療を始めることが大切です。

抗ウイルス薬の内服(飲み薬)

ヘルペス治療の基本的なお薬です。ウイルスの増殖を抑えることで、水ぶくれが広がるのを防ぎ、痛みやかゆみを軽くし、早く治るのを助けます。
アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル、アメナメビルなどがあり、お子さんの年齢や体重に合わせて量を決め、通常は5日間程度内服します。
再発をよく繰り返すお子さんや、症状が重い場合には、少量のお薬を長期間飲み続けることで、ヘルペスの再発を減らす「再発抑制療法」という方法を検討することもあります。

抗ウイルス薬の外用(塗り薬)

症状が比較的軽い口唇ヘルペスや、狭い範囲にしか症状がない場合に、補助的に使われます。飲み薬と併用すると、さらに効果が期待できます。

痛み止めのお薬

痛みがある場合には、必要に応じてお子さん用の痛み止め(解熱鎮痛剤)を処方することがあります。

患部のケア

水ぶくれが破れて細菌が入ってしまわないように、患部を清潔に保つことが大切です。水ぶくれは無理に潰さず、優しく保護しましょう。

安静と休養

ヘルペスは体の抵抗力が落ちた時に症状が出やすいので、お家でゆっくり休んで、無理をさせないようにしましょう。

当院では、皮膚科専門医である院長が、お子さんの単純ヘルペスの診断と治療に関して豊富な経験と知識を持っています。お子さんのデリケートな肌の状態を正確に診察し、保護者の方の不安に寄り添いながら、早めに的確な治療をご提案します。特に、小さなお子さんのヘルペスは重くなることがあるため、気になる症状があればすぐに診察に来てください。「このクリニックなら安心して相談できる」と感じていただけるよう、きめ細やかなサポートを心がけています。

単純ヘルペスの日常生活でできること・ご家庭でのケアのポイント

具体的な対策

お子さんの単純ヘルペスの症状を軽くし、早く治してあげるために、そしてご家族への感染を防ぐために、ご家庭でのケアがとても大切です。

患部を清潔に保ち、触らない・刺激しない

水ぶくれやただれができてしまっている場所を清潔に保ち、お子さんが触ってしまわないように注意しましょう。石鹸でゴシゴシ洗うのは避け、シャワーで優しく洗い流す程度にしましょう。水ぶくれは、たとえ破れていても無理にいじらず、清潔なガーゼなどでそっと覆ってあげましょう。特にお子さんが自分で触ってしまわないように、爪を短く切ってあげることも大切です。口唇ヘルペスの場合、お子さんが無意識に触れてしまうことが多いので、よく見てあげましょう。
患部を清潔に保つことで、他の細菌が感染してしまうこと(とびひなど)を防ぎます。水ぶくれを破ってしまうと、そこからウイルスが広がりやすくなったり、治るのが遅くなったり、跡が残ったりする原因になることがあります。

十分な休養と睡眠

お子さんが疲れていたり、ストレスを感じていたりすると、体の抵抗力が落ちて症状が出やすくなります。ぐっすり眠れるように、十分な休養と睡眠時間を確保してあげましょう。規則正しい生活リズムを心がけ、遊びすぎや無理なスケジュールは避けましょう。お子さんがリラックスできる時間を作ってあげることも大切です。

バランスの取れた食事

お子さんの体の抵抗力を高めるために、栄養のバランスが取れた食事を心がけましょう。野菜、果物、お肉、魚など、様々な食材をバランス良く食べさせてあげましょう。特に、ビタミン(ビタミンB群、Cなど)や亜鉛など、体の免疫力を助ける栄養素を意識して摂れると良いですね。口の中に症状が出て食事がつらい時は、柔らかく、刺激の少ないものを工夫して食べさせてあげましょう。体に必要な栄養素をしっかり摂ることで、体の回復力や免疫力を高め、病気を早く治すのを助けてくれます。

ご家族への感染予防

お子さんにヘルペスの症状が出ている間は、ご家族や他のお子さんへの感染に注意しましょう。
・食器・タオル:お子さんの食器やタオルは、他のご家族とは別にし、共用を避けましょう。
・手洗い:お子さんの患部に触れたり、おむつ交換をしたりした後は、必ず石鹸で手をよく洗いましょう。
・お風呂:お風呂は一緒に入っても大丈夫ですが、お子さんの患部に直接触れないように注意し、タオルの共用は避けましょう。

ヘルペスウイルスは、水ぶくれの中の液体にたくさん含まれていて、直接触れることで簡単にうつってしまうからです。特に赤ちゃんや免疫力の弱いご家族にはうつってしまう可能性もあります。

紫外線を避ける(口唇ヘルペスの場合)

強い紫外線(日差し)に長時間当たらないように気をつけましょう。外で遊ぶ際は、帽子をかぶらせたり、日陰を選んで遊ばせたりしましょう。唇に日焼け止め効果のあるリップクリームを塗るのも良いでしょう。 紫外線は皮膚に負担をかけ、体の抵抗力を一時的に弱めるため、口唇ヘルペスの症状が出るきっかけになることがあります。

やってはいけないこと・避けるべきこと

・水ぶくれを自分で潰す:感染が広がったり、跡が残ったりする危険があるため、絶対にやめましょう。
・症状が出ている場所を触る・かきむしる:手から他の場所へウイルスがうつったり、ばい菌が入って感染症になったりするリスクが高まります。
・自己判断で勝手に薬を途中でやめる:症状が良くなったように見えても、先生の指示がないのに抗ウイルス薬を途中でやめてしまうと、ウイルスがまた増えて症状がぶり返したり、もっと重くなったりする可能性があります。
・無理に普段通りの活動をさせる:体力が落ちている時は、ゆっくり休ませてあげましょう。

よくある質問(FAQ)

Q

うちの子、唇の周りに水ぶくれができて「痛い」と言っています。これってヘルペスですか?

A

はい、唇の周りに痛みを伴う水ぶくれができるのは、口唇ヘルペスの可能性が非常に高いです。特に小さなお子さんが初めて感染すると、口の中全体に水ぶくれやただれが広がり、高熱が出て食事が摂れなくなる「ヘルペス性歯肉口内炎」という、とてもつらい状態になることがあります。これはご家庭でのケアだけでは対応が難しいため、すぐに皮膚科を受診してください。 早めに抗ウイルス薬を飲ませてあげることで、症状を軽くし、早く治すことができます。

Q

単純ヘルペスは、一度かかったらもう治らない病気ですか?

A

単純ヘルペスウイルスは、一度お子さんの体に感染すると、神経の中にずっと潜み続けるため、残念ながらウイルスを体の中から完全に消し去ることは、今の医療ではできません。そのため、症状が治っても、風邪をひいたり、疲れたりして体の抵抗力が落ちた時に、また症状がぶり返すことがあるのがこの病気の特徴です。しかし、適切な抗ウイルス薬で症状を抑えたり、再発の回数を減らしたりすることは十分に可能です。再発を繰り返すお子さんには、少量のお薬を続けて飲む「再発抑制療法」という方法もご提案できますので、ご相談ください。

Q

うちの子のヘルペス、他の家族にうつしてしまわないか心配です。どうすれば予防できますか?

A

はい、単純ヘルペスは水ぶくれの中のウイルスが直接触れることでうつる可能性がありますので、ご家族への感染予防はとても大切です。
お子さんの食器やタオルは、他のご家族とは別にし、一緒に使わないようにしましょう。
お子さんの患部に触れたり、お世話をしたりした後は、必ず石鹸で手をよく洗いましょう。
お風呂は一緒に入っても大丈夫ですが、患部に触れないよう注意し、湯船のお湯は毎日入れ替えるようにしましょう。
特に、赤ちゃんや、アトピー性皮膚炎のあるお子さん、病気などで体の抵抗力が落ちているご家族へは、うつってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

Q

単純ヘルペスと水ぼうそうや帯状疱疹は同じ病気ですか?

A

いいえ、単純ヘルペスと水ぼうそう・帯状疱疹は、原因となるウイルスが異なります。単純ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)、水ぼうそう・帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)原因です。
どちらも「ヘルペスウイルス科」という仲間のウイルスですが、種類が違うため、症状の出方や治療法も異なります。ただし、水ぼうそうも一度かかるとウイルスが体に潜み、大人になってから体の抵抗力が落ちた時に「帯状疱疹」として再発するという点では、単純ヘルペスと少し似ていますね。

Q

うちの子、アトピー性皮膚炎があります。ヘルペスにかかったら重くなりやすいと聞きましたが、本当ですか?

A

はい、その通りです。アトピー性皮膚炎のあるお子さんは、ヘルペスにかかった場合に症状が重くなる傾向があります。これは、アトピー性皮膚炎で皮膚のバリア機能が弱くなっているため、ヘルペスウイルスが皮膚の広い範囲に広がりやすくなるからです。広範囲に水ぶくれが広がり、高熱を伴う「カポジ水痘様発疹症」という重い状態になることもあり、入院が必要になるケースもあります。アトピー性皮膚炎のお子さんのヘルペスは、「いつもと違う湿疹かな?」と少しでも感じたら、すぐに皮膚科を受診してください。 早めに治療を始めることがとても大切です。

Q

ヘルペスかな?と思ったら、どのタイミングで病院に行けば良いですか?

A

ヘルペスは、「あれ? ここがチクチク、ムズムズするな」と感じた、水ぶくれができる前の段階(前駆症状)で受診できると、一番早く効果的な治療が始められます。 抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑えるお薬なので、ウイルスの数が増える前の早い段階で飲み始めることで、症状を軽く抑え、早く治すことができます。もし、水ぶくれができてしまっていても、できるだけ早く受診することが大切です。特に、小さなお子さんの場合や、目の周り、性器などにつらい症状が出ている場合は、迷わずすぐに皮膚科に来てください。

このような場合はご相談ください

TROUBLE

以下のような症状や状況に当てはまる場合は、一人で悩まず、お気軽に当院にご相談ください。

  • これって本当にヘルペス?
  • どこまで広がるの?
  • 痛そうでかわいそう…
  • 他の子や家族にうつさないかな?

24時間WEB予約受付中

当院では、お子さんのデリケートな皮膚の状態を正確に診察し、ご家族の不安に寄り添いながら、最適な治療法とご家庭でのケアの方法を丁寧にご説明します。小さなお子さんのヘルペスは、早めに治療を始めることがとても大切ですので、「いつもと違うかも?」と少しでも感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
お子さんとご家族が、安心して笑顔で毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。

監修医情報

医師 伊藤 誠
略歴
  1. 2003年

    名古屋工業大学 卒業後
    愛知県名古屋市の建築設計会社 勤務

  2. 2008年

    琉球大学医学部 入学

  3. 2014年

    ハートライフ病院 初期研修

  4. 2016年

    琉球大学皮膚科 入局
    皮膚科学講座助教、病棟医長を経て、

  5. 2023年

    沖縄皮膚科医院 開業

資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本皮膚免疫アレルギー学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
  • 難病指導医
  • 小児慢性特定疾病指定医