ピアス穴のトラブル|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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〒901-0401
沖縄県島尻郡八重瀬町
東風平1200番地5

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ピアス穴のトラブル|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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ピアス穴のトラブル PIERCING

皮膚の病気はとても数が多く、また診察時にすべてをお話しすることは難しいため、よくある病気の説明を記載しています。当院を受診される患者様の疾患理解と治療の一助となれば幸いです。気になることがあれば診察中に医師、看護師までお声かけください。

ピアス穴のトラブルとは

ピアス穴のトラブルは人それぞれ。
適切なケアや治療が行われない場合、症状が悪化し、長期的な問題を引き起こす可能性があります。

ピアスはファッションアイテムとして人気がありますが、ピアスを開けることによって皮膚に穴を開けるため、ピアス穴に関するさまざまな問題が起こる可能性があります。これらのトラブルは、開けたばかりの時期だけでなく、何年か経ってから発生することもあります。

主なピアス穴のトラブルには以下のようなものがあります。
・炎症・感染:
最も一般的なトラブルで、ピアス穴の周りが赤く腫れたり、痛みやかゆみが生じたり、膿が出たりします。不衛生な状態や、金属アレルギーなどが原因で起こることがあります。
・金属アレルギー:
ピアスに含まれる金属(特にニッケル、コバルト、クロムなど)が原因で、かゆみ、赤み、湿疹などのアレルギー反応を起こします。症状がひどいと、皮膚がジュクジュクしたり、ただれたりすることもあります。
・埋没:
ピアスが皮膚の中に埋まってしまう状態です。特にファーストピアスがきつすぎたり、腫れがひどい場合に起こりやすく、痛みや感染の原因になります。
・肉芽腫(にくげしゅ):
ピアス穴の周りに、赤くてブヨブヨとしたしこりのようなものができることがあります。これは炎症が慢性化することでできる良性の病変ですが、見た目にも目立ち、出血することもあります。
・ケロイド:
傷が治る過程で、異常に盛り上がって硬くなったしこりができることがあります。体質的な要素が強く、耳たぶや耳の軟骨部分にできやすい傾向があります。見た目だけでなく、かゆみや痛みを伴うこともあります。
・ピアスの裂傷:
ピアスが引っかかったり、無理な力が加わったりすることで、ピアス穴が裂けてしまうことがあります。

これらのトラブルを放置すると、症状が悪化したり、痕が残ってしまったり、最悪の場合は手術が必要になることもあります。ピアス穴のトラブルかな?と感じたら、自己判断せずに、早期に適切な処置と治療を行うことが大切です。安全にピアスを楽しむためにも、異常を感じたらすぐに皮膚科専門医に相談しましょう。

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ピアス穴のトラブルの主な原因と誘発要因

ポイント

ピアス穴のトラブルは、一つだけの原因で起こるのではなく、いくつかの要因が組み合わさって発生することがほとんどです。トラブルを未然に防ぐためにも、その原因と誘発要因を理解しておくことが重要です。

主な原因

・不適切なピアッシング:
清潔でない環境でのピアッシング、細すぎる針の使用、不適切な角度での穴開けなどは、感染や傷の治癒を遅らせる大きな原因となります。また、医療機関以外でのピアッシングは、感染症のリスクを高めるだけでなく、神経損傷などの重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。
・アフターケアの不足・間違い:
ピアスを開けた後のケアを怠ったり、誤った方法でケアしたりすると、細菌感染や炎症を引き起こしやすくなります。消毒のしすぎも、かえって皮膚を刺激し、乾燥させてしまうことがあります。
・ピアスの素材:
ピアスに含まれる金属(特にニッケル、コバルト、クロム)が原因で金属アレルギーを引き起こすことがあります。症状がなくても、常に皮膚に触れていることでアレルギー反応が誘発される可能性もあります。
・ピアスの形状やサイズ:
ファーストピアスがきつすぎたり、重すぎるピアス、フック型など引っかかりやすい形状のピアスは、穴への負担を増やし、炎症や裂傷の原因になることがあります。
・体質:
アレルギー体質の方や、もともと傷が治りにくかったり、ケロイドになりやすい体質の方は、ピアストラブルを起こしやすい傾向があります。
・不衛生な状態:
ピアス穴やピアス自体を清潔に保っていないと、細菌が繁殖しやすくなり、感染のリスクが高まります。髪の毛や汗、皮脂などもトラブルの原因となることがあります。

主な誘発要因

・刺激・摩擦:
ピアスの着脱時や、衣服、髪の毛、寝具などによる摩擦は、ピアス穴を刺激し、炎症を悪化させることがあります。
・外傷:
ピアスが何かに引っかかったり、強くぶつけたりすることで、ピアス穴が傷つき、裂傷や炎症、感染の原因となることがあります。
ストレスや体調不良:免疫力が低下している時は、ピアス穴の治りが悪くなったり、トラブルが起こりやすくなったりします。
・乾燥:
皮膚が乾燥していると、バリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。
・過剰な消毒:
アルコール消毒液などで頻繁に消毒しすぎると、かえって皮膚が乾燥し、傷の治りを妨げることがあります。

ピアス穴のトラブルは「単なる見た目の問題」ではありません。「ピアスのトラブルは自己責任だ」という誤解もよく聞かれますが、原因を理解し、適切な対策とケアを行うことで、ほとんどのトラブルは予防・改善が可能です。トラブルを繰り返さないためにも、原因を特定し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

ピアス穴のトラブルの治療法

主な治療法

ピアス穴のトラブルは、その種類や症状の程度によって治療法が異なります。当クリニックでは、患者さんのピアス穴の状態を詳細に診断し、それぞれの症状に合わせた最適な治療法をご提案しています。

炎症・感染に対する治療

・内服薬:
細菌感染が疑われる場合は、抗生物質を処方します。炎症が強い場合には、炎症を抑える薬を処方することもあります。
・外用薬(塗り薬):
炎症を抑えるステロイド外用薬や、細菌の繁殖を抑える抗菌薬入りの軟膏を処方します。患部の状態に合わせて最適な薬を選びます。
・処置:
膿がたまっている場合は、切開して膿を出す処置を行うことがあります。

金属アレルギーに対する治療

・アレルギーの原因特定:
パッチテストなどを行い、何に対する金属アレルギーかを確認します。
・ピアスの交換:
アレルギーの原因となっている金属を含まない素材(チタン、サージカルステンレス、プラスチックなど)のピアスへの交換を指導します。
・外用薬:
かゆみや湿疹を抑えるために、ステロイド外用薬などを処方します。

埋没に対する治療

・ピアスの除去:
埋没したピアスを外科的に取り出す処置を行います。必要に応じて局所麻酔を使用します。
・適切なピアスの選択:
トラブルが収まった後は、適切なサイズのピアス(シャフトが長めで太すぎないもの)への交換を指導します。

ケロイドに対する治療

・ステロイド局所注射:
ケロイド内に直接ステロイドを注射し、炎症を抑え、盛り上がりを改善します。
・圧迫療法:
医療用シリコンシートや医療用テープなどを用いて、継続的にケロイドを圧迫します。
・外科的切除:
大きすぎるケロイドや、注射で改善しない場合に検討しますが、再発のリスクもあるため、術後のケアが非常に重要です。
・放射線療法:
外科的切除後に再発予防として放射線療法を併用することもあります。

ピアスの裂傷に対する治療

・縫合:
ピアス穴が裂けてしまった場合は、傷口をきれいに縫合する手術を行います。

当院では、ピアス穴のトラブルに対して、単に症状を抑えるだけでなく、根本的な原因を探り、再発防止に向けたアドバイスにも力を入れています。ピアスの素材選び、適切なアフターケアの方法、日常生活での注意点など、患者さん一人ひとりの状況に合わせた具体的な指導を行います。また、医療機関でのピアッシングも行っておりますので、安全にピアスを開けたいという方も安心してご相談いただけます。

日常生活でできること・セルフケアのポイント

具体的な対策

ピアス穴のトラブルを予防し、早く治すためには、日常生活での適切なセルフケアが非常に重要です。ここでは、ご自宅で実践できる具体的な対策や注意点について詳しく解説します。

ピアス穴の清潔保持

ピアス穴とその周辺を毎日清潔に保ちましょう。

・開けたばかりの時期(ファーストピアス):
シャワーの際に、石鹸をよく泡立てて、ピアスを装着したまま優しく洗い、その後、流水で石鹸をしっかりと洗い流します。無理にピアスを動かしたり、外したりする必要はありません。
・安定したピアス穴:
ピアスを外して、ピアスとピアス穴をそれぞれ優しく洗いましょう。ピアスは細い棒などで穴を通して洗い、穴の中も清潔に保つようにします。

開けたばかりの穴を過度に消毒しすぎると、かえって皮膚を刺激し、治りを遅らせることがあります。医師から指示がない限り、通常の石鹸と水での洗浄で十分です。汚れや皮脂、汗などがたまると、細菌が繁殖しやすくなり、炎症や感染の原因となりますので注意しましょう。

適切なピアスの選択

素材、サイズ、形状に注意してピアスを選びましょう。
・素材:
サージカルステンレス、チタン、純金、純プラチナ、医療用プラスチックなど、アレルギーを起こしにくい素材を選びましょう。特に初めてピアスを開ける場合や、肌が敏感な方はこれらの素材がおすすめです。ニッケルやコバルトなどを含む安価なアクセサリーは避けるのが無難です。
・サイズ:
シャフト(ピアスの棒の部分)の長さが適切で、耳たぶを締め付けないゆとりのあるものを選びましょう。重すぎるピアスは、穴に負担をかけるため避けましょう。
・形状:
ピアス穴が安定するまでは、引っかかりにくいスタッドタイプ(キャッチで留めるタイプ)のものがおすすめです。

不適切な素材は金属アレルギーを引き起こし、不適切なサイズや形状は炎症や埋没、裂傷の原因となることがあります。

ピアス穴への刺激を避ける

ピアス穴に不必要な刺激や摩擦を与えないようにしましょう。

・髪の毛:
ピアス穴に髪の毛が絡まらないように注意しましょう。特にロングヘアの方は、結ぶなど工夫が必要です。
・寝具:
枕カバーは清潔に保ち、寝る際にピアス穴が圧迫されない体勢を心がけましょう。
・着替え:
衣服の着脱時、ピアスが引っかからないように注意しましょう。
・電話:
携帯電話や固定電話を耳に当てる際、ピアス穴を圧迫しないように注意しましょう。

刺激や摩擦は、炎症を悪化させたり、傷の治りを遅らせたり、肉芽腫やケロイドの発生を誘発することがあります。

その他

・体調管理:
十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を心がけ、ストレスをためないようにしましょう。免疫力が低下すると、トラブルが起こりやすくなります。
・保湿:
乾燥が気になる場合は、ピアス穴の周りの皮膚も優しく保湿しましょう。
・トラブル時の対応:
赤み、腫れ、痛み、かゆみ、膿などの異常を感じたら、自己判断せずに、早めに医療機関を受診しましょう。無理にピアスを外したり、自己流の処置を行うと、かえって悪化させることがあります。

これらのセルフケアは、ピアスを長く安全に楽しむために非常に重要です。しかし、少しでも不安な点があれば、お気軽に当クリニックにご相談ください。専門医が適切にサポートいたします。

よくある質問(FAQ)

Q

ピアスを開けてからどのくらいで安定しますか?

A

ピアス穴が完全に安定するまでには個人差がありますが、一般的に耳たぶで約1〜2ヶ月、軟骨で約3〜6ヶ月、またはそれ以上かかると言われています。この期間は、ファーストピアスを外さずに装着し続け、正しいアフターケアを行うことが非常に重要です。安定する前にピアスを頻繁に交換したり、無理に外したりすると、穴が塞がったり、トラブルの原因となることがあります。

Q

ピアスを開けたら、毎日消毒液で消毒する必要がありますか?

A

必ずしも毎日消毒液で消毒する必要はありません。むしろ、アルコールなどの消毒液を過度に使用すると、皮膚に必要な常在菌まで殺してしまい、かえって乾燥や刺激を引き起こし、傷の治りを遅らせたり、炎症を悪化させたりすることがあります。基本的には、シャワーの際に石鹸をよく泡立てて、優しく洗浄し、しっかりと洗い流すことで十分清潔を保てます。医師から指示された場合にのみ、専用の消毒液を使用するようにしましょう。

Q

ピアス穴の周りが赤く腫れて、膿が出ています。どうすればいいですか?

A

赤み、腫れ、膿が出ている場合は、細菌感染を起こしている可能性が高いです。自己判断で市販薬を使用したり、無理に膿を出そうとすると悪化させることがあります。すぐにピアスを外さずに、そのままの状態で医療機関を受診してください。医師が診察し、適切な抗生物質の内服薬や外用薬を処方し、必要に応じて膿を出す処置を行います。

Q

金属アレルギーがある場合でもピアスはできますか?

A

はい、金属アレルギーがある方でもピアスを着けていただくことは可能です。アレルギーを起こしにくい素材を選べば、トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。具体的には、チタン、サージカルステンレス、純金(24K)、純プラチナ、医療用プラスチックなどの素材がおすすめです。事前にパッチテストを行い、ご自身のアレルギー原因物質を特定することも有効です。当クリニックでは、安全なピアッシングや、適切な素材選びについてアドバイスできますのでご相談ください。

Q

ピアス穴の周りにしこりや盛り上がりができました。これは治りますか?

A

ピアス穴の周りにできるしこりや盛り上がりには、炎症が原因の肉芽腫や、体質が関係するケロイドなどがあります。これらは自然に治ることもありますが、放置すると大きくなったり、見た目が悪くなったり、かゆみや痛みを伴うこともあります。早期に治療を開始することで、改善が見込めます。当クリニックでは、ステロイドの局所注射や外用薬、圧迫療法など、しこりの種類と状態に合わせた治療法をご提案しますので、お早めにご相談ください。

Q

ファーストピアスはどれくらいの期間、つけっぱなしにすべきですか?

A

ピアス穴が安定し、トンネル状の皮膚が形成されるまで、耳たぶであれば最低でも1ヶ月半〜2ヶ月、軟骨であれば3ヶ月〜6ヶ月程度はファーストピアスをつけっぱなしにしておくことを推奨します。この期間中にピアスを外してしまうと、穴が塞がってしまったり、穴が不安定になり、トラブルの原因になることがあります。お風呂や就寝時も外さずに過ごしてください。

このような場合はご相談ください

TROUBLE

以下のような症状や状況の場合は、できるだけ早く当クリニックにご相談ください。

  • ピアス穴の周りが赤く腫れている、痛みがある、熱を持っている。
  • 膿が出ている、または出血が止まらない。
  • かゆみが強い、または湿疹ができている。
  • ピアスが皮膚の中に埋まってしまった、または埋まりかけている。
  • ピアス穴の周りにしこりや盛り上がり(肉芽腫やケロイドの疑い)ができた。
  • ピアスの穴が裂けてしまった。
  • 発熱や倦怠感など、全身の症状を伴っている。
  • 市販薬を使用しても症状が改善しない、または悪化している。
  • ご自身でピアスを開けてしまい、不安を感じている。

24時間WEB予約受付中

「これくらいのトラブルで受診してもいいのかな?」「どこに相談したらいいか分からない」など、どんな些細なことでも構いません。ピアス穴のトラブルは、早期に適切な治療を行うことで、ほとんどの場合きれいに治すことが可能です。放置すると、重症化したり、痕が残ってしまったりすることもあります。
当クリニックでは、皮膚科専門医が患者さんの不安に寄り添い、丁寧な診察と最適な治療計画をご提案いたします。安全にピアスを楽しむためにも、どうぞお気軽にご相談ください。

監修医情報

医師 伊藤 誠
略歴
  1. 2003年

    名古屋工業大学 卒業後
    愛知県名古屋市の建築設計会社 勤務

  2. 2008年

    琉球大学医学部 入学

  3. 2014年

    ハートライフ病院 初期研修

  4. 2016年

    琉球大学皮膚科 入局
    皮膚科学講座助教、病棟医長を経て、

  5. 2023年

    沖縄皮膚科医院 開業

資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本皮膚免疫アレルギー学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
  • 難病指導医
  • 小児慢性特定疾病指定医