脂肪腫(しぼうしゅ)|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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〒901-0401
沖縄県島尻郡八重瀬町
東風平1200番地5

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脂肪腫(しぼうしゅ)|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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脂肪腫(しぼうしゅ) LIPOMA

皮膚の病気はとても数が多く、また診察時にすべてをお話しすることは難しいため、よくある病気の説明を記載しています。当院を受診される患者様の疾患理解と治療の一助となれば幸いです。気になることがあれば診察中に医師、看護師までお声かけください。

脂肪腫(しぼうしゅ)とは

脂肪腫は良性の軟部腫瘍で、皮下組織にできるものと筋肉内にできるものがあります。
中には悪性の軟部腫瘍もあるため、自覚症状がなくても病院受診が必要です。
軟部腫瘍の取り扱いとなるため専科へご紹介する場合もございます。

脂肪腫(しぼうしゅ)は、皮膚の下にできるやわらかいしこりで、脂肪細胞の塊からなる良性の腫瘍です。良性とは、がんのように体の他の部分に転移したり、命に関わったりするものではないという意味です。脂肪腫は、体中どこにでも発生する可能性がありますが、特に背中、首、肩、腕、太ももなど、皮下脂肪が多い部分によく見られます。
大きさは数ミリ程度の小さなものから、まれに10cmを超える大きなものまで様々です。触ると、皮膚の下でプヨプヨとしたり、ゴムボールのように弾力があったり、少し硬く感じたりすることもあります。通常、痛みやかゆみなどの症状はありませんが、神経を圧迫したり、炎症を起こしたりすると痛みを伴うこともあります。
脂肪腫は、中年以降の世代に多く見られる傾向がありますが、若い人にもできることがあります。一つだけできることもあれば、複数個できることもあります。非常にゆっくりと時間をかけて大きくなるのが特徴で、何年もかけて少しずつ大きくなることが多いです。
見た目が気になる、大きくなって邪魔になる、または痛みが出てきたといった理由で受診される方が多いです。脂肪腫は、ごくまれに悪性の腫瘍と区別がつきにくい場合があるため、気になるしこりを見つけたら、自己判断せずに皮膚科専門医にご相談いただくことが大切です。

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脂肪腫の主な原因と誘発要因

ポイント

脂肪腫ができる詳しい原因は、まだ完全に解明されていません。しかし、いくつかの要因が関与していると考えられています。

主な原因

・遺伝的要因:
一部の脂肪腫は、家族内で多発する傾向が見られることがあります。これは遺伝的な体質が関係している可能性を示唆しています。特に、多発性脂肪腫症という、全身に多数の脂肪腫ができるまれな疾患では、遺伝的要因が強く関わっています。
・外傷(ケガ)との関連:
過去に打撲や外傷を受けた場所に脂肪腫ができるケースが報告されており、局所の組織の損傷が脂肪細胞の異常な増殖を引き起こす可能性があるという説があります。ただし、全ての脂肪腫に外傷の既往があるわけではありません。
・代謝異常:
脂肪細胞の代謝異常が関与している可能性も指摘されていますが、具体的なメカニズムは不明です。

主な誘発要因

・加齢:
脂肪腫は、中年以降に発生する頻度が高くなる傾向があります。加齢とともに体の代謝機能が変化することが関係していると考えられています。
・性別:
男性にやや多く見られるという報告もあります。
・肥満:
肥満との直接的な関連は明確ではありませんが、皮下脂肪の多い部位にできやすい傾向があるため、無関係ではないと考えられています。ただし、痩せている人にも脂肪腫はできます。
・特定の疾患:
まれに、特定の遺伝性疾患や症候群(例:プロテウス症候群、カウデン症候群など)の一部として脂肪腫が多発することがあります。

脂肪腫は良性のできものであり、「〇〇をしたら脂肪腫ができる」という特定の行動や生活習慣が原因でできるわけではありません。また、「脂肪腫はガン化するのか」と心配される方もいらっしゃいますが、基本的に脂肪腫ががん(脂肪肉腫など)に変化することは非常に稀です。しかし、見た目だけで悪性か良性かを判断することは難しいため、気になるしこりを見つけた場合は、必ず専門医の診察を受けることをおすすめします。

脂肪腫の治療法

主な治療法

脂肪腫は良性腫瘍のため、原則として、痛みや見た目の問題がなければ治療の必要はありません。しかし、大きくなって生活に支障が出る場合や、美容的な観点から気になる場合は、切除術によって安全に除去することができます。
当院では、皮膚科専門医の院長が、患者さんの脂肪腫の状態、大きさ、部位、そして患者さんのご希望を丁寧に伺い、最適な治療法をご提案します。特に、術後の傷跡ができるだけ目立たないよう、細心の注意を払って施術を行います。軟部腫瘍の取り扱いとなるため専科へご紹介する場合もございます。

一般的な治療法:外科的切除術

・診察と診断:
まず、しこりの性状(大きさ、硬さ、可動性など)を触診で確認します。
必要に応じて、超音波検査(エコー検査)を行います。超音波検査は、皮膚を切開することなく、脂肪腫の内部構造や周囲の組織との関係、血流などを確認できるため、良性・悪性の鑑別や、手術計画に非常に有用です。
より詳しい検査(CTやMRIなど)が必要な場合や、悪性の可能性が否定できない場合は、専科へのご紹介も迅速に行います。

・局所麻酔:
切除する脂肪腫の周囲に局所麻酔を注射します。麻酔が効けば、施術中に痛みを感じることはありません。

・切開・摘出:
麻酔が効いた後、脂肪腫の大きさに合わせて皮膚を切開します。
切開した部分から、周りの組織を傷つけないように注意深く脂肪腫を剥離し、完全に摘出します。脂肪腫は通常、薄い膜に包まれているため、膜ごと取り除くことで再発のリスクを減らします。

・止血・縫合:
摘出した後、出血がないことを確認し、丁寧に傷口を縫合します。
当クリニックでは、可能な限り傷跡が目立たないよう、細い糸や吸収糸を使用するなど、形成外科的な縫合技術を用いています。
大きな脂肪腫の場合は、術後に血液や浸出液が溜まるのを防ぐために、一時的にドレーン(管)を挿入することもありますが、ほとんどの場合は不要です。

・病理検査:
摘出した脂肪腫は、必ず病理検査に提出します。これにより、顕微鏡で組織の状態を詳しく調べ、脂肪腫が良性であることを確定診断します。ごくまれに、脂肪肉腫などの悪性腫瘍である可能性がないかを確認するためにも重要な検査です。

術後のケア

術後は、傷口を保護するためにガーゼやテープで覆います。
抜糸が必要な場合は、1〜2週間後にご来院いただきます(部位によって異なります)。
術後の腫れや内出血は数日で落ち着きます。痛みに対しては、必要に応じて痛み止めを処方します。
傷跡の赤みは数ヶ月かけて徐々に薄くなります。色素沈着やケロイドを予防するため、術後のケア(紫外線対策、テープ固定など)についても詳しくご指導いたします。

日常生活でできること・セルフケアのポイント

具体的な対策

脂肪腫は一度できてしまうと自然に消えることはほとんどなく、現状ではご自身でできる予防法や根本的な治療法はありません。しかし、日常生活で心がけることで、脂肪腫との付き合い方を改善したり、早期発見に繋げたりすることは可能です。

定期的なセルフチェック

定期的にご自身の体を触って、新しいしこりがないか、既存の脂肪腫の大きさや性状に変化がないかを確認しましょう。お風呂に入っている時や、体を洗う際に、背中、首、肩、腕、太ももなど、脂肪腫ができやすい部位を優しく触ってみましょう。特に、痛みがないしこりは見過ごされがちなので注意が必要です。
早期に変化に気づくことで、適切なタイミングで医療機関を受診できます。ごくまれに悪性の腫瘍と見間違える可能性もあるため、変化に気づいたら早めに専門医に相談することが重要です。

脂肪腫への刺激を避ける

脂肪腫のある部位を不必要に刺激したり、圧迫したりするのを避けましょう。例えば、きつい下着や衣服、硬い椅子などに長時間当たらないようにしたり、マッサージなどで脂肪腫を強く揉んだり、擦ったりするのは避けましょう。
強い刺激や慢性的な圧迫は、脂肪腫を刺激し、炎症を起こしたり、痛みが出たりする原因となる可能性があります。脂肪腫が大きくなる原因となる可能性も示唆されています。

健康的な生活習慣の維持

バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠など、一般的な健康維持を心がけましょう。特定の食べ物が脂肪腫に影響するという科学的根拠はありませんが、全体的な健康維持は、体の代謝を正常に保つ上で重要です。直接的な予防にはなりませんが、体全体の健康は、皮膚や皮下組織の状態を良好に保つことに繋がります。

自己判断で潰そうとしない

気になるしこりを自分で潰したり、針を刺したりしないようにしましょう。脂肪腫は硬い膜に包まれているため、自分で潰すことは非常に困難です。無理に行うと、感染や出血、色素沈着、傷跡などのトラブルを引き起こすリスクがあります。

脂肪腫は良性のできものであり、過度に心配する必要はありません。しかし、ご自身で判断せずに、少しでも気になるしこりがあれば、お気軽に当クリニックにご相談ください。皮膚科専門医が適切に診断し、最善の対処法をご提案いたします。

よくある質問(FAQ)

Q

脂肪腫は悪性化することがありますか?

A

脂肪腫が直接がん(悪性腫瘍)に変化することは極めて稀です。 脂肪腫は基本的に良性の腫瘍であり、転移することもありません。しかし、非常にまれに脂肪肉腫(悪性腫瘍)と呼ばれるものがあり、脂肪腫と見た目が似ていることがあります。そのため、しこりが急に大きくなる、痛みを伴う、硬い、皮膚に固定されているなどの変化が見られる場合は、悪性の可能性も考慮し、必ず精密検査が必要です。当クリニックでは、必要であれば専門病院へのご紹介も行います。

Q

脂肪腫は自然に消えますか?

A

脂肪腫が自然に消えることは、ほとんどありません。 一度できてしまうと、基本的にはそのまま存在し続けるか、時間をかけてゆっくりと大きくなることが多いです。そのため、自然治癒を期待して放置しても、消えることは期待できません。見た目が気になる場合や、大きくなって邪魔になる場合は、外科的な切除を検討することになります。

Q

脂肪腫の除去手術は痛いですか?傷跡は残りますか?

A

手術は局所麻酔で行うため、麻酔が効いている間は痛みを感じることはほとんどありません。麻酔注射の際にチクッとした痛みを感じる程度です。手術後は、麻酔が切れると多少の痛みを感じることがありますが、処方する痛み止めでコントロールできます。
傷跡については、脂肪腫の大きさや部位、個人の体質によって異なりますが、当クリニックでは可能な限り傷跡が目立たないよう、細い糸や吸収糸を使用するなど、形成外科的な縫合技術を用いています。 完全に傷跡がなくなるわけではありませんが、時間の経過とともに赤みが薄れ、傷跡が目立ちにくくなります。

Q

脂肪腫は再発することがありますか?

A

脂肪腫を完全に切除できた場合は、同じ場所に再発することは非常に稀です。 しかし、まれに脂肪腫の膜の一部が残ってしまったり、別の場所に新しい脂肪腫ができることはあります。体質的に脂肪腫ができやすい方もいらっしゃるため、手術後にまた別の場所に新しいしこりが見つかる可能性はあります。気になるしこりが見つかった場合は、その都度ご相談ください。

Q

脂肪腫の診断はどのように行われますか?

A

脂肪腫の診断は、まず医師がしこりを触診することから始まります。触診で、しこりの大きさ、硬さ、可動性(動くかどうか)、痛みがないかなどを確認します。多くの場合、触診で脂肪腫の可能性が高いと判断できますが、より確実な診断のためや、他の病気との区別をするために、超音波検査(エコー検査)を行うことがあります。超音波検査は、皮膚を切らずに脂肪腫の中身や深さ、周囲との関係などを詳しく見ることができ、良性の脂肪腫である可能性が高いかを判断するのに非常に有効です。より詳しい検査(CTやMRIなど)が必要な場合や、悪性の可能性が否定できない場合は、専科へのご紹介も迅速に行います。

Q

脂肪腫があるのですが、手術せずに経過観察しても大丈夫ですか?

A

はい、脂肪腫は良性の腫瘍であり、痛みや機能障害がない場合は、手術せずに経過観察することも可能です。 特に小さくて目立たない場合は、無理に切除する必要はありません。ただし、しこりが急に大きくなる、痛みが出てきた、形が変わってきたなどの変化があった場合は、すぐに受診してください。また、少しでも心配な場合は、一度皮膚科専門医にご相談いただき、適切な診断とアドバイスを受けることをおすすめします。

このような場合はご相談ください

TROUBLE

以下のような症状や状況の場合は、お気軽に当クリニックにご相談ください。

  • 体のどこかに、新しくしこりを見つけた場合
  • 以前からあるしこりが、最近になって急に大きくなってきた場合
  • しこりに痛みが出てきた、または触ると痛む場合
  • しこりが硬くなってきた、または皮膚に固定されて動かなくなった場合
  • しこりの見た目が気になり、除去したいと考えている場合
  • 良性か悪性か、ご自身で判断できず不安な場合
  • 複数個のしこりが体中にできている場合

24時間WEB予約受付中

「これは脂肪腫なのだろうか?」「他の病気ではないだろうか?」といった不安を感じたら、どんな些細なことでも構いません。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。当クリニックの皮膚科専門医が、患者さんの不安に寄り添い、最適な治療方針をご提案し、安心して過ごせるようサポートいたします。気になるしこりでお悩みでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。

監修医情報

医師 伊藤 誠
略歴
  1. 2003年

    名古屋工業大学 卒業後
    愛知県名古屋市の建築設計会社 勤務

  2. 2008年

    琉球大学医学部 入学

  3. 2014年

    ハートライフ病院 初期研修

  4. 2016年

    琉球大学皮膚科 入局
    皮膚科学講座助教、病棟医長を経て、

  5. 2023年

    沖縄皮膚科医院 開業

資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本皮膚免疫アレルギー学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
  • 難病指導医
  • 小児慢性特定疾病指定医