アトピー性皮膚炎|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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〒901-0401
沖縄県島尻郡八重瀬町
東風平1200番地5

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アトピー性皮膚炎|沖縄皮膚科医院 八重瀬クリニック|沖縄県南部エリアの皮膚科・美容皮膚科

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アトピー性皮膚炎 ATOPIC DERMATITIS

皮膚の病気はとても数が多く、また診察時にすべてをお話しすることは難しいため、よくある病気の説明を記載しています。当院を受診される患者様の疾患理解と治療の一助となれば幸いです。気になることがあれば診察中に医師、看護師までお声かけください。

アトピー性皮膚炎とは


悪くなる前に受診することが重要。

患者様一人ひとりの状態やお悩みに合わせたカスタマイズ治療が可能。

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激やアレルゲンが侵入しやすくなることで、強いかゆみと湿疹が慢性的に繰り返される病気です。多くの場合、遺伝的な体質と、乾燥やアレルギーなど様々な要因が絡み合って発症します。乳幼児期に発症することが多く、成長とともに改善することもありますが、大人になってから発症したり、再燃したりすることもあります。 主な症状は、かゆみを伴う赤み、小さなブツブツ、ジュクジュクとした湿疹、皮膚の乾燥、皮膚が厚くゴワゴワになる(苔癬化)などです。これらの症状は、顔、首、肘や膝の関節の内側など、特定の部位に左右対称に出やすい傾向があります。放置すると、かゆみで夜眠れなくなったり、集中力が低下したり、皮膚が硬くゴワゴワになったり、細菌感染を併発してとびひのようになることもあります。早期に適切な診断を受け、治療を開始することが、症状の悪化を防ぎ、快適な日常生活を送るために非常に重要です。

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アトピー性皮膚炎の主な原因と誘発要因

ポイント

アトピー性皮膚炎の発症には、複数の要因が複雑に絡み合っています。科学的根拠に基づいた主な原因と、日常生活で症状を悪化させる誘発要因を理解することが、適切な対策につながります。

アトピー性皮膚炎の主な原因

・遺伝的要因:家族にアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患(ぜんそく、アレルギー性鼻炎など)を持つ人がいる場合、発症しやすい傾向があります。これは、皮膚のバリア機能に関わる遺伝子異常や、アレルギー反応を起こしやすい体質が遺伝するためと考えられています。

・皮膚バリア機能の低下:皮膚の一番外側にある角層の機能が低下していることが、アトピー性皮膚炎の根本的な原因の一つです。皮膚のバリア機能が低下すると、外部からの刺激物質(アレルゲン、化学物質、細菌など)が容易に皮膚の内部に侵入し、炎症を引き起こしやすくなります。

・免疫異常:アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚では、免疫細胞が過剰に反応し、炎症を引き起こす物質(サイトカインなど)が大量に放出されていることが分かっています。

日常生活で症状を悪化させる誘発要因

・乾燥:皮膚の乾燥はバリア機能をさらに低下させ、かゆみや炎症を悪化させます。

・汗:汗そのものが刺激になったり、汗に含まれる成分や汗によって繁殖する細菌が炎症を誘発したりすることがあります。

・アレルゲン:ダニ、ハウスダスト、花粉、ペットのフケ、特定の食べ物(卵、牛乳、小麦、ピーナッツなど)などがアレルゲンとなり、症状を悪化させることがあります。

・化学物質:洗剤、アルコール消毒、化粧品やゴム製品、金属など

・摩擦、刺激:衣類のこすれ、掻きむしり、洗剤やシャンプーなどの化学物質が皮膚に刺激を与え、炎症を悪化させます。

・ストレス:ストレスは自律神経や免疫のバランスを崩し、かゆみを増強させたり、症状を悪化させたりすることが知られています。

・睡眠不足:睡眠不足もストレスと同様に、免疫機能に影響を与え、症状を悪化させる要因となります。

アトピー性皮膚炎の治療法

主な治療法

外用療法(塗り薬):今後も新薬の登場が注目されています(下記治療は2025年9月時点)。

・ステロイド外用薬:炎症を強力に抑える最も基本的な治療薬です。症状の重症度に応じて、強さの異なる薬剤を使い分け、適切な量を適切な期間使用することが重要です。当院では、患者さんに副作用の心配なく安全に使用していただけるよう、重症度や塗る部位によりステロイドの強弱を選択し、正しい塗り方や使用量について丁寧に指導します。

・タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏):免疫抑制作用を持つ非ステロイド性の外用薬で、ステロイド外用薬では改善しにくい部位や、ステロイドの長期使用が難しい部位などに使用されます。

・デルゴシチニブ軟膏(コレクチム軟膏):皮膚の炎症やかゆみの原因となるサイトカインの働きを抑制することで、皮膚の炎症を抑える非ステロイド性の外用薬で、顔などデリケートな部位にも使用しやすいのが特徴です。

・ジファミラスト軟膏(モイゼルト軟膏):ホスホジエステラーゼ4(PDE4)の活性を阻害し、細胞で炎症および抗炎症に関与する物質の発現を調節することにより、皮膚の炎症を抑える非ステロイド性の外用薬です。

・タピナロフクリーム(ブイタマークリーム):非ステロイド性の外用クリームで、芳香族炭化水素受容体(AhR)を活性化することにより、さまざまな遺伝子に働きかけ、皮膚の炎症を抑制します。

・保湿剤:乾燥が原因で起こる湿疹や、皮膚のバリア機能を回復させるために非常に重要です。症状が改善した後も、保湿剤を継続して使用することで、再発予防につながります。

光線療法(紫外線療法)

特定の波長の紫外線を皮膚に照射することで、炎症を抑え、かゆみを軽減する治療法です。薬剤だけでは効果が不十分な患者様や、広範囲にわたる皮膚症状に対して有効な場合があります。当院では、患者さんの状態に合わせて、適切な光線療法を提案します。

ナローバンドUVB療法(NB-UVB): アトピー性皮膚炎の治療に広く用いられている方法で、紫外線の中でも治療効果が高く有害な波長を極力除去したUVBを照射します。全身型と、限られた部位に照射するターゲット型(エキシマランプなど)があります。

内服療法(飲み薬):今後も新薬の登場が注目されています(下記治療は2025年9月時点)。

・抗ヒスタミン薬:かゆみを抑えるために使用されます。眠気が出にくいタイプもあります。

・ステロイド内服薬:炎症が非常に強い場合や、外用薬だけではコントロールが難しい場合に、短期間使用することがあります。

・漢方薬:炎症やかゆみ、乾燥、体質改善を図る目的で処方する場合があります。

・免疫抑制剤(シクロスポリンなど):重症のアトピー性皮膚炎で、他の治療で効果が得られない場合に検討されます。

・JAK阻害薬(バリシチニブ、ウパダシチニブ、アブロシチニブなど):炎症を引き起こす細胞内の情報伝達を阻害する内服薬で、生物学的製剤と同様に、中等症~重症のアトピー性皮膚炎の新しい治療選択肢となっています。

生物学的製剤:今後も新薬の登場が注目されています(下記治療は2025年9月時点)。

従来の治療で効果が不十分な中等症~重症のアトピー性皮膚炎に対して、近年導入されている新しい治療法です。特定の免疫物質の働きをブロックすることで、炎症やかゆみを根本から抑えます。(デュピルマブ、トラロキヌマブ、ネモリズマブ、レブリキズマブなど)

スキンケア指導

・保湿ケア:皮膚のバリア機能を補い、乾燥を防ぐために、保湿剤の正しい選び方や塗り方を丁寧に指導します。

・入浴、シャワーの指導:皮膚への刺激を最小限にするための入浴方法や石鹸の選び方についてアドバイスします。

アレルギー検査

血液検査やパッチテストなどを行い、ダニ、ハウスダスト、花粉、食物などのアレルゲンを特定し、可能な限り避けるためのアドバイスを行います。

生活習慣改善アドバイス

ストレスマネジメント、睡眠の質の向上、適切な衣類の選択など、日常生活で症状を悪化させないための具体的なアドバイスを提供します。

アトピー性皮膚炎の治療は、皮膚の炎症を抑え、かゆみを和らげ、皮膚のバリア機能を回復させることが主な目的です。当院では、患者さん一人ひとりの症状の重症度、年齢、ライフスタイルに合わせて、最適な治療プランを提案し、きめ細やかなサポートを行っています。

当院では、皮膚科専門医である院長が常駐しており、患者さんの症状を詳細に診察し、個々の状態に合わせた最適な治療計画を立てます。最新の治療法である生物学的製剤やJAK阻害薬についても、患者さんの適応を慎重に判断し、必要に応じて導入を検討します。患者さんが安心して治療に取り組めるよう、丁寧な説明とサポートを心がけています。

日常生活でできる事・セルフケアのポイント

具体的な対策

保湿剤の正しい選び方・塗り方

低刺激で、ご自身の肌に合った保湿剤を選びましょう。ワセリン、ヘパリン類似物質、セラミド配合のものが代表的です。

入浴後やシャワー後、タオルで軽く水気を拭き取ったら、数分以内に全身にたっぷりと塗布します。乾燥しやすい部位には重ね塗りを。こすりつけるのではなく、手のひらで優しくなじませるように塗ります。 皮膚の乾燥はバリア機能を低下させ、かゆみや炎症を悪化させる大きな要因です。保湿剤で皮膚に潤いを与え、バリア機能を補うことで、外部からの刺激の侵入を防ぎ、かゆみを軽減できます。

入浴時の注意点

ぬるめのお湯(38~40℃程度)がオススメ。長時間の入浴は避けましょう。石鹸は低刺激性のものを選び、よく泡立てて使います。体を洗う際は、タオルやブラシでゴシゴシこすらず、手のひらで優しくなでるように洗います。石鹸成分が残らないよう、しっかりと洗い流しましょう。

熱いお湯や長時間の入浴は、皮膚の天然保湿因子を奪い、乾燥を悪化させる可能性があります。また、摩擦は皮膚に刺激を与え、かゆみや炎症を誘発することがあります。

衣類の素材選び

肌に直接触れる衣類は、綿や絹などの吸湿性・通気性の良い天然素材を選びましょう。縫い目が肌に当たらないデザインや、締め付けの少ないゆったりとしたものを選ぶことも重要です。

化学繊維やウールなどは、肌に刺激を与えたり、汗を吸収しにくく蒸れたりして、かゆみや炎症を悪化させることがあります。

爪の手入れ

爪は常に短く切り、清潔に保ちましょう。爪の角を丸く整え、やすりで滑らかにしておくと、万が一掻いてしまっても皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。爪が長いと、無意識に掻きむしってしまい、皮膚を傷つけたり、細菌感染を引き起こしたりするリスクが高まります。

寝具の清潔保持

寝具(シーツ、枕カバー、布団カバーなど)はこまめに洗濯し、清潔に保ちましょう。

ダニはアトピー性皮膚炎の主要なアレルゲンの一つです。ダニ対策として、布団乾燥機や防ダニカバーの利用も有効です。寝具にはダニやハウスダストがたまりやすく、これらがアレルゲンとなって症状を悪化させる可能性があるためです。

ストレスマネジメント

ストレスはアトピー性皮膚炎の症状を悪化させる大きな要因です。十分な睡眠、適度な運動、趣味やリラックスできる時間を持つなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。ストレスは自律神経や免疫のバランスを崩し、かゆみを増強させたり、炎症を悪化させたりすることが知られています。

食生活のアドバイス

特定の食物アレルギーがある場合は、その食品を避けることが重要ですが、自己判断での過度な食事制限は避けましょう。バランスの取れた食事を心がけ、腸内環境を整える食品(発酵食品など)を積極的に摂ることも良いとされています。

やってはいけないこと・避けるべきこと

掻きむしる: かゆくても掻きむしるのは絶対に避けましょう。掻くことでさらにかゆみが増し、皮膚が傷つき、症状が悪化する悪循環に陥ります。

自己判断で薬を中断する: 症状が良くなっても、医師の指示なく薬の使用を中断すると、すぐに症状が再燃することが多いため注意が必要です。

刺激の強いものを肌に使う: アルコール成分の多い化粧品、香料や着色料が多く含まれる製品、スクラブ入りの洗顔料などは、皮膚に刺激を与えるため避けましょう。

よくある質問(FAQ)

Q

アトピー性皮膚炎は完治しますか?

A

アトピー性皮膚炎は、残念ながら「完治」という明確な定義が難しい病気です。しかし、適切な治療とセルフケアを継続することで、症状をコントロールし、「症状がない、あるいはあっても軽微で、日常生活に支障がない状態」を維持することは十分に可能です。乳幼児期に発症した場合は、成長とともに自然に軽快するケースも多く見られます。当院では、患者さんが快適な生活を送れるよう、長期的な視点でサポートいたします。

Q

食事制限は必要ですか?

A

アトピー性皮膚炎の患者さん全員に食事制限が必要なわけではありません。食物アレルギーがアトピー性皮膚炎の症状悪化に関与している場合は、原因となる食品を特定し、それを避けることが重要です。しかし、自己判断で多くの食品を制限すると、栄養バランスが偏り、かえって体調を崩す可能性があります。まずは医師にご相談いただき、必要に応じてアレルギー検査を行った上で、個別に食事指導を行います。

Q

ステロイド外用薬は副作用が心配です。安全に使用するために意識することはありますか?

A

ステロイド外用薬は、アトピー性皮膚炎の炎症を抑える上で非常に効果的な薬です。副作用を心配されるお気持ちはよく分かりますが、医師の指示通りに、適切な強さの薬を、適切な量、適切な期間使用すれば、安全に症状をコントロールできます。自己判断で塗る量を減らしたり、症状が良くなったからといって急に中止したりすると、かえって症状が悪化することがあります。当院では、正しい塗り方や副作用について丁寧に説明し、安心して治療を受けていただけるよう努めています。

Q

子供のアトピー性皮膚炎でも診てもらえますか?

A

はい、当院ではお子様のアトピー性皮膚炎も診察しています。お子様の皮膚は非常にデリケートで、大人とは異なる特徴があります。お子様の年齢や症状の程度、生活習慣などを考慮し、お子様にも負担の少ない、きめ細やかな治療プランをご提案いたします。お子様がかゆみでつらそうにしている、夜眠れない、皮膚の状態が気になるなど、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

Q

症状が軽い場合でも受診すべきですか?

A

症状が軽い場合でも、早めに受診されることを強くお勧めします。アトピー性皮膚炎は、早期に適切な治療を開始し、スキンケアを徹底することで、症状の悪化や慢性化を防ぐことができます。市販薬で一時的に症状が治まっても、根本的な原因が解決されていないと、再発を繰り返したり、症状が徐々に悪化したりする可能性があります。専門医の診断を受け、正しい知識とケアの方法を学ぶことが、長期的な症状の安定につながります。

Q

治療期間はどれくらいかかりますか?

A

アトピー性皮膚炎の治療期間は、患者さんの症状の重症度、発症からの期間、治療への反応などによって大きく異なります。数ヶ月で症状が落ち着く方もいれば、年単位で治療を継続する必要がある方もいらっしゃいます。アトピー性皮膚炎は、症状が良くなっても、皮膚のバリア機能が完全に回復するまでには時間がかかります。そのため、症状が落ち着いた後も、保湿ケアや弱いステロイド外用薬などを継続する「プロアクティブ療法」を行うことで、良い状態を長く維持し、再燃を防ぐことが可能です。医師と相談しながら、根気強く治療を続けることが大切です。

このような場合はご相談ください

TROUBLE

以下のような症状や状況に当てはまる場合は、一人で悩まず、お気軽に当院にご相談ください。

  • 市販薬や自己流のケアではアトピー性皮膚炎の症状が改善しない、あるいは悪化している
  • かゆみが非常に強く、夜眠れない、集中できないなど、日常生活に大きな支障が出ている
  • 湿疹が広範囲に及んでいる、またはジュクジュクして悪化している
  • 皮膚が赤く腫れて熱を持っている、膿が出ているなど、細菌感染が疑われる場合
  • お子様のアトピー性皮膚炎で、どのようにケアすれば良いか分からない、症状がなかなか良くならない
  • ステロイド外用薬の使用に不安がある、もっと詳しく知りたい
  • アレルギー検査を受けたい、食物アレルギーの可能性について相談したい
  • これまでの治療でなかなか効果が得られず、新しい治療法について知りたい(生物学的製剤やJAK阻害薬など)
  • アトピー性皮膚炎と診断されたが、今後の治療や日常生活での注意点について詳しく知りたい

24時間WEB予約受付中

アトピー性皮膚炎は、適切な治療と日々のケアで症状をコントロールできる病気です。当院の皮膚科専門医が、患者さん一人ひとりに寄り添い、最適な治療法と生活指導をご提案いたします。「ここに来れば大丈夫」と安心していただけるよう、全力でサポートさせていただきますので、どんな些細なことでもお声がけください。

監修医情報

医師 伊藤 誠
略歴
  1. 2003年

    名古屋工業大学 卒業後
    愛知県名古屋市の建築設計会社 勤務

  2. 2008年

    琉球大学医学部 入学

  3. 2014年

    ハートライフ病院 初期研修

  4. 2016年

    琉球大学皮膚科 入局
    皮膚科学講座助教、病棟医長を経て、

  5. 2023年

    沖縄皮膚科医院 開業

資格・所属学会
  • 日本皮膚科学会
  • 日本小児皮膚科学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • 日本皮膚悪性腫瘍学会
  • 日本皮膚免疫アレルギー学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
  • 難病指導医
  • 小児慢性特定疾病指定医