
【総院長ブログ】【皮膚科専門医が答える】「私の肌でも医療脱毛できますか?」にお答えできる場合・できない場合
こんにちは、沖縄皮膚科医院 総院長の伊藤です。
診察室で患者様とお話ししていると、「私の肌質でも脱毛できますか?」というご質問を本当によくいただきます。特に肌が弱い方や、アトピー性皮膚炎などの持病をお持ちの方は、「断られたらどうしよう」「悪化したら怖いな」と不安に思われていますよね。
この質問に対して、私たちは「お答えできる場合」と「どうしてもお答えできない場合」があります。今回は、その理由と当院の医療脱毛に対するこだわりについて、正直にお話しします。
1. なぜ「他院で脱毛できるか」には答えられないのか?
結論から言うと、「他のクリニックやサロンで、あなたの肌で脱毛できるかどうか」は、私たちには判断ができません。
医療脱毛は「医療行為」です。万が一、照射後にやけどや毛嚢炎(もうのうえん)などの肌トラブルが起きた場合、そこには重い医療責任が伴います。例えば、以下のような条件がわからないと、責任を持ったお返事ができないのです。
レーザー機械: どのような種類の機械を使用するのか
照射の出力: どれくらいの出力(強さ)で照射するのか
パス数: 何回重ねて照射するのか
これらはクリニックや扱う機械によって全く異なります。他院での具体的な照射条件がわからない以上、私たちは責任を持ったお返事ができません。また、大変心苦しいのですが、「他院で照射してトラブルが起きてしまった場合、当院でその責任を負うことは難しい」というのが医療現場の本音です。
2. 当院で照射する場合:責任を持って対応します
一方で、「当院で脱毛を受けられるか」というご質問であれば、自信を持って明確にお答えできます。当院で施術を行う場合は、事前の診察、必要があれば治療、そして万が一のトラブルの処置まで、私たちがすべて責任を持って対応するからです。
3. 肌が弱い方・アトピー肌の方こそ「医療脱毛」がおすすめな理由
「肌が弱いから脱毛は無理かも…」と諦める必要はありません。実は、肌トラブルがある方やアトピー性皮膚炎の方こそ、カミソリや脱毛ワックスでの自己処理を早く卒業して医療脱毛をした方が良いケースが多々あります。
毎日のカミソリ負けによる皮膚の微細な傷や乾燥は、肌荒れを劇的に悪化させる原因になるからです。
当院では、以下のような基準をもとに判断をしています。
これらがクリアされていれば、医師の判断により当院で照射できるケースは非常に多いです。特にアトピー性皮膚炎の方などは、事前のスキンケアや治療でコンディションを整えていただければ、当院で責任を持ってしっかりと対応させていただきます。
4. 当院の医療脱毛マシーン「スプレンダーX」
当院では、患者様のお肌の状態に合わせて安全かつ効果的に照射できるよう、先進の医療レーザー脱毛器「スプレンダーX(Splendor X)」を導入しています。
スプレンダーXは、2種類の異なる波長のレーザー(アレキサンドライトレーザーとYAGレーザー)を同時に照射できるのが特徴です。これにより、以下のようなメリットがあります。
幅広い毛質に対応: 太い毛からうぶ毛まで対応可能
適切な出力調整: デリケートなお肌に対しても、より適切な出力調整が可能
最後に
医療脱毛は、お肌のコンディションを見極める「医師の診察」があって初めて安全に行えるものです。
肌が弱くて脱毛を迷っている方は、ただ「安いから」「近いから」で選ぶのではなく、万が一の肌トラブルの際にも、しっかりとした対応が可能で、実績の多い信頼できる経験豊富な先生(皮膚科専門医)のもとで脱毛することを強くおすすめします。
「自分の肌でも大丈夫かな?」と悩まれている方は、まずは一度、当院の診察室でじっくりお肌の状態を見せながらご相談くださいね。場合によっては、医療脱毛を開始する前に、お肌の治療を優先させていただくこともあります。あなたに合った最適な治療と脱毛プランを一緒に考えていきましょう。
監修医師
伊藤誠・沖縄皮膚科医院 理事長/総院長
・琉球大学医学部卒
・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
・日本皮膚科学会認定皮膚科指導医
・難病指導医
・小児慢性特定疾病指定医