陥入爪矯正
巻き爪とは
爪の端が丸く曲がり、内側に巻き込んで爪が変形した状態です。
原因
- 足の変形や足に合っていない靴を履くことなどによって、爪に過剰な負担がかかること
- 足の指を地面につけないで浮き指で歩くこと
- 寝たきりで、歩行による爪への適切な刺激がない状態が続くこと
- 爪や足指の病気(外反母趾や爪白癬)
未治療の場合
そのまま放置しておくと、年齢とともに進むこともあり、ひどくなると弯曲した爪が皮膚に喰い込んで痛みを生じます。
陥入爪(かんにゅうそう)とは
爪の先端が周囲の皮膚に喰い込んで、皮膚に刺さっている状態です。
痛みや爪の喰い込んだ皮膚の発赤腫脹、感染、過剰肉芽などの症状を生じます。
足の親指に多く見られます。
原因
- 幅が狭くてヒールの高いパンプスや合わない靴による圧迫
- 不適切な爪の切り方(深爪による爪の切り残し)
- 爪や足指の病気(外反母趾や爪白癬)
- 肥満(重い体重で爪に可能な負担がかかり、皮膚が盛り上がっていると爪が食い込みやすくなる)
未治療の場合
深爪をして爪が伸びると、さらに皮膚に刺さり、特に足は日常的に負荷のかかる部位なので、炎症・感染を引き起こし、強い痛みのため歩行が困難になることもあります。
当院の巻き爪(陥入爪)の治療
様々な治療法がありますので、医師の診察時に患者様の症状に合った治療法をご提案致します。
爪切り(保険診療)
爪の食い込んでいる部分を削り、切り取ります。一時的な痛みが緩和できますが爪が伸びることで再発することがあります。
テーピング(保険診療)
爪の横にテーピングテープを貼って陥入を少なくする方法です。日常で、できる範囲で行っていただいています。深爪で喰い込んでしまっているときには、爪をのばしたいのですが、痛みでのばせないことがあります。テーピングをしながら爪の先を皮膚より先までのばせると、改善する場合もあります。
症例
準備中です。
ワイヤー法(自費診療)
- 初回診察料:2,000円(税込み2,200円)
- 再診察料 :1,000円(税込み1,100円)
- 初回ワイヤー装着料金:5,000円(税込み5,500円)
- 2回目以降の装着料金:3,000円(税込み3,300円)
彎曲した爪甲の矯正には超弾性ワイヤーが有効です。爪の先端より2mmほど手前の小さな穴をあけて、そこに超弾性ワイヤーを通します。ワイヤーがまっすぐ戻る力を利用して変形した爪を矯正します。数ヶ月毎にワイヤーを入れ替え、爪床が平坦化するまで矯正治療を行います。
症例
準備中です。
巻き爪マイスター(自費診療)
- 初回診察料:2,000円(税込み2,200円)
- 再診察料 :1,000円(税込み1,100円)
- 巻き爪マイスター装着料金:8,000円(税込み8,800円)
巻き爪マイスターは、巻き爪(過度に湾曲した爪)を矯正する為の医療器機です。コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤーの弾性力を利用して、爪の湾曲を矯正してくれます。ワイヤーを抱合する事で露出を防ぎ、装着後の安全性を高める役割も担います。巻き爪マイスターは、2週間~数ヶ月の連続装着を想定して設計されています。一度取り外すと、再装着は出来ません。
症例
準備中です。
陥入爪手術(保険適応)
感染症状がなく、痛みが強く緊急性が高い場合などに行います。
爪の根元にある爪母(そうぼ)という爪を作る細胞を処理して、食い込む部分の爪が生えないようにします。
- メスやハサミで処理する外科的方法
- 薬剤を用いて処理するフェノール法
- 処理した部分の爪は生えてこないため、爪の幅が狭くなり、巻き爪や陥入爪の再発リスクが低下します。
- 矯正治療などに比べると根治的な治療といわれています。
- 一般的に日帰りで行われる場合がほとんどで、大きな痛みはなく術後の安静が不要のため、歩いて帰宅できます。
症例
準備中です。
予防と日常の注意
巻き爪予防のポイントは、①正しい歩き方、②靴の選び方、履き方、③爪の切り方の3つです。
- 背筋を伸ばして正しい姿勢で歩きましょう。
- 正しい歩行と適切な靴選びが大切です。
靴はつま先に1~1.5cmほどの余裕があり、足首や甲がしっかり固定できるものを選びましょう。サイズが合っていいない靴で歩いているときに足が前に移動して指先を圧迫してしまうため、巻き爪の原因になります。 - 下の図のような正しい爪の切り方を行うことで深爪を予防することができます。
爪が食い込まないように角を残すスクエアカットが理想的です。
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